一人カラオケ専門店ワンカラ心斎橋店のミキサーが変更された話

ワンカラ心斎橋店、今年9月下旬頃からカラオケ機器の一つであるミキサーが変更されました。

1.ミキサーとは

ミキサーとはその名の通り「ミックスするもの」です。

もう少し詳しく言うと、複数の音声入力それぞれの音量、モノによっては音質を変えられるようにした上で、それらをミックスした音声を出力するものです。

これまでワンカラ心斎橋店では、カラオケ用ミキサーとしてBEHRINGER製XENYX 1002FXが置かれていました。
このミキサーは、音量だけではなく、声の音質を変えたり、残響系を中心としたエフェクト(99種類!)をかけたりと、色んなことができるタイプのものです。

2.ミキサーが変更された理由

多機能なBEHRINGER製XENYX 1002FXに代わって、今年9月下旬頃から置かれるようになったのが、つまみの数が少なくシンプルなAudio technica製AT-HMX70です。

店員さんの話によると、「装置を簡単にしてほしい」というお客さんが多かったこと、その上、以前のミキサーBEHRINGER製XENYX 1002FXではトラブルも多かったということが、今回のミキサー変更に至った理由のようです。

私は以前のミキサーでエフェクトを色々いじるのが楽しかったので、今回のミキサー変更は残念ですが、トラブルを減らして使い勝手をよくするという意味では致し方のないことかもしれません。

私自身、以前のBEHRINGER製XENYX 1002FXでトラブルに遭遇したことは一度もないのですが。

3.新しいミキサー環境を体験した感想

私自身、Audio technica製AT-HMX70に置き換わってから、何度かワンカラ心斎橋店を利用していますが、この新しいAudio technica製AT-HMX70は、普通に一人カラオケするには問題ありません

ミキサーのマイク入力ボリューム(壁マイクの方)は、デフォルトで時計の12:00の位置に設定されていますが、私の経験上、このデフォルト設定で、歌と演奏の音量バランスは(リアルタイムモニタ時、録音時ともに)歌が良く聞こえるミックスバランスになります(LIVE DAM/LIVE DAM STADIUMの場合)。

録音時などに、歌の音量をもう少し控えめにしたいという場合は、このボリュームを11:00~12:00の位置の間で調整すると良いでしょう(声量にもよるので、あくまでの私の個人的経験則です)。

また、以前はヘッドホン挿入口がミニプラグ用のものしか用意されていませんでしたが、今置かれているAudio technica製AT-HMX70では、標準プラグタイプミニプラグタイプの両方が用意されており、先端が標準プラグとなっているヘッドホンもそのまま持ち込んで使うことができます。

シンプルなミキサーなので、物足りなさは感じますが、音量バランスの調整は簡単(デフォルト設定でそこそこOKなので)、音質にも問題がないので、「とりあえず一人で歌えればよい」と割り切れば、特段困ることはないでしょう。