投稿

ラベル(ソフト)が付いた投稿を表示しています

REAPERのレンダリングが途切れたりして安定しないときの対処

イメージ
(写真はイメージです) 今回はDAWソフト REAPER で レンダリング (バウンス)が安定しないときの 対処法 を2つ紹介します。 ここで「レンダリングが安定しない」とは、以下のような状況を指します。 レンダリング結果(出力された音声ファイル)において、音の途切れが生じているように聴こえる部分がある 同一条件での複数のレンダリング結果間の波形差分が大きい (レンダリング結果が安定しているかを確認する方法については、以下記事において一例を紹介しています。) https://www.maholobanotes.com/2023/12/rdr-chk.html DTM、レンダリング(バウンス)が正しくできているか効率的に確認して安心する方法 レンダリング(バウンス)結果、聴いて確認するだけでは、聴き逃しの不安が・・・ここではデータを活用して効率的に安心感を得る方法をお伝えします。 レンダリングが安定しない原因は様々なため、今回紹介する対処法で解決するとは限らないと思いますが、 試してみる価値のあるものもあるかと思います。 それでは以下、詳しくみていきましょう! (ここではv7.38のREAPERに基づく内容を記載) 1.対処法その1~サンプリングレートを揃える~ 2.対処法その2~ダミー音を配置する~ 1.対処法その1~サンプリングレートを揃える~ REAPERのサンプリングレートについては、レンダリング時の設定、ソフト側の設定、これら2つがあります(他にもありますが、今回は改善への寄与が確認された、これら2つを取り上げます)。 これら 2つの設定箇所 で サンプリングレート の設定値が互いに異なっている場合、これらを 同じに揃えると改善 することがあります。 ソフト側の設定は、以下を順に辿っていった上で、メニュー画面内チェック項目(以下リストの4番目に相当)のチェックボックスにチェックを入れ、隣にある入力欄にサンプリングレートを数値入力する形となります。 画面上部メニュー: オプション オプション内メニュー: 環境設定 メニュー内左メニュー: デバイス 右メニュー画面内チェック項目: サンプリングレートを指定 なお、レンダリング時のサンプリングレートは、レンダリング結果の...

【DAW関連】REAPERとACID Pro 8の操作方法比較

イメージ
(写真はイメージです) 今回は、リーズナブルなDAWソフト REAPER の基本的な 操作方法 を、ACID Pro 8との比較という形で、まとめた結果を中心にお伝えします。 Acid Pro Version 8 posted with カエレバ ワールド輸入アイテム専門店 Yahooショッピング Amazon 楽天市場 7net au PAY マーケット(Wowma!) ソースネクスト 私はこれまで長い間、ACID Pro 8を使ってきましたが、 サイドチェーンに対応していない 自動化などのカスタマイズに不向き Windows10サポート終了が迫っている ということから、REAPERへの乗り換えを検討中です。 ですが、DAWソフトの乗り換えとなると、やはり問題となるのが操作方法。 REAPER はACID Pro 8に比べて 多機能 であり、基本的には期待大なのですが、それでも これまでと同じことができるか? 使いにくくないか? という心配があったため、今回、基本的な操作方法について調べてみることにしました。 一部不明な点があるのですが、それでも、私と同じように、REAPERの導入を検討している方には参考になるところがあるかもしれません。 それでは以下、詳しくみていきましょう! 1.プロジェクト設定 2.トラック追加 3.タイムライン上のトラック編集(基本・共通) 4.タイムライン上のトラック編集(オーディオ) 5.タイムライン上のトラック編集(MIDI) 6.トラック設定 7.最後に 1.プロジェクト設定 新規プロジェクトファイルを作成したときに、扱うオーディオファイルの形式などを設定するために必要な操作です。 こちらは、 ACID Pro 8 と 同様の操作でOK です。 とはいえ、ざっと見たところ、ACID Pro 8に比べて、 REAPER の方が色々 細かく設定できる 印象です。 表にまとめると以下の通りです(下表、横にはみ出ている場合は横スクロールできます)。 ACID Pro 8とREAPER(v7.36)の操作方法比較(プロジェクト設定) 項目 ACID Pro 8 ...

「SOUND FORGE Audio Studio 12」の使い方で注意したい「波形の読み込み」

イメージ
波形編集ソフト「 SOUND FORGE Audio Studio 12 」の 使い方 のうち「 波形の読み込み 」で1つ 注意 したいのは 読み込むファイルの名前 には ピリオドを含めない こと です。 0000246490 ソースネクスト SOUND FORGE Audio Studio 12 posted with カエレバ 楽天市場 Amazon Yahooショッピング au PAY マーケット(Wowma!) ソースネクスト 操作内容によっては、ピリオドが含まれていても問題ないことがあるかもしれませんが、 少なくとも私は実際にこれでトラブルに遭遇しましたので、ピリオドを含まないファイル名にしておく方が無難と思われます。 では、ピリオドを含んでいるとどんなトラブルに遭遇するのか?? 以下では、私が遭遇したトラブルについて、少し詳しくお伝えしていきます。 1.背景 2.トラブルの内容 3.フリーズファイルの名前を変更する場合の手順 1.背景 少々長くなりますが、ここではトラブル体験の背景として、ピリオドを含んだファイル名にしていた経緯を中心にお伝えします。 私はDAWソフトとして「ACID Pro 8」を使っているのですが、このDAWソフトではMIDIトラックをオーディオ化するために「フリーズ」という機能が用意されています。 Acid Pro Version 8 posted with カエレバ ワールド輸入アイテム専門店 Yahooショッピング Amazon 楽天市場 7net au PAY マーケット(Wowma!) ソースネクスト MIDIトラックをオーディオ化(フリーズ)するメリットとしては主に、 MIDIトラックの音内容を安定させる MIDIトラックの音内容を波形編集ソフトで編集できる といった点が挙げられます。 対象のMIDIトラックを「フリーズ」すると、そのトラックの音内容が含まれたオーディオファイル(wavファイル)が自動的に生成され、DAWプロジェクトファイル上のMIDIトラックからそのwavファイルを参照する状態となります。 (以降、この生成されるオーディオファイルを「フリーズファイル」と呼ぶことにします)。 フリーズファイ...

ACID Pro 8の無料アップデートに意外な落とし穴?こんな失敗からの対策!

イメージ
(写真はイメージです) 今回は、 ACID Pro 8 の アップデート (8のままでの更新)時に、私が遭遇した トラブル 、その 対策 (解決方法)についてお伝えします(ソースネクスト購入版での話)。 こんな方 に 特におススメの内容 です。 ACID Pro 8 の アップデート を考えている ACID Pro 8 で iZotope 系プラグインを使っている ACID Pro 8 のアップデートをしたところ、 iZotope 系プラグインで トラブル に遭遇している 今回私が遭遇したトラブルは次のようなものです。 アップデート後 の環境で、 アップデート前のプロジェクトファイル を開いたとき、 iZotope系プラグイン が 自動的にVST3 となり、 設定 が リセット されている iZotope系プラグインのVST2版を認識させるのに手間取る(VST2に関係するdllファイルが複数あり、どれを参照させればよいかわからない) iZotope 系プラグインについて、 VST2版とVST3版 を 共存 させると ACID Pro 8 自体が フリーズ もっとも、今ならACID Pro 8にこだわらずとも、初めからVST3対応した新しいバージョンが出ていたりしますけれども・・・ ACID Proのページ(ソースネクスト公式ページ内) 1.対策 2.背景 3.最後に ともあれ、それでは以下、対策からお伝えしていきます。 1.対策 対策は以下の通りです。 アップデート後 の環境で、 アップデート前のプロジェクトファイル (iZotope系プラグイン使用)を開く場合は iZotope 系プラグインの VST2版のみ使用 する 設定に変更 する 以下、 そのような設定に変更する方法 をお伝えしていきます。 まず最初に、関連するファイルについての説明です。 今回のトラブルに関係のあったiZotope系プラグインはOzone 9、Neutron 3、Nectar 3でしたが(いずれもAdvanced)、これらはVST2とVST3、両方使えるようになっています。 これらのプラグインに関連するファイル群は2種類のセットに分かれています(便宜上「セットA」と「セットB」...

マスタリングを複数曲、簡単に手っ取り早く行う方法

イメージ
(写真はイメージです) 今回は 複数曲 (アルバムやEPなど)の マスタリング を、 簡単に 、 手っ取り早く 行いたいときに 使える方法 をお伝えします。 特に 以下のような方 に おススメの内容 です。 マスタリング を 手早く行いたい 自分で聴くためだけだが、一通り 音量 ぐらいはちゃんと 上げておきたい ACIDシリーズを使っている Ozoneシリーズを使っている 今回 お伝えする 方法 は、 そこまで細かい調整が必要ない場合 に 有利 で、 メリット と デメリット は 以下の通り です。 (メリット)1曲ずつDAWソフトを立ち上げる必要がない (メリット)1曲ずつプラグインを挿入する必要がない (デメリット)曲ごとの細かな調整には不向き それでは以下、詳しくみていきましょう! 1.大まかな手順 2.実践例 3.実践例(更なる調整) 4.実践してみた感想 5.最後に 1.大まかな手順 基本的には 以下の手順 を実行します。 全対象曲オーディオファイルをDAWプロジェクトに読み込ませる 全対象曲オーディオファイル(の波形)をDAWプロジェクト1トラックに順々に並べる 全対象曲オーディオファイルを並べたトラック、またはマスタトラックにマスタリングプラグインを挿入 マスタリングプラグイン内設定 対象曲1曲ごとにレンダリング(バウンス) この方法 では、 マスタリングプラグイン の 設定 が 共通 となるため、 以下のメリット があり、比較的 楽にマスタリング 後の音源ファイルを得られます。 1曲ずつDAWソフトを立ち上げる必要がない 1曲ずつプラグインを挿入する必要がない しかし、場合によっては、プラグイン設定やその他(音量など)をある曲だけ、または各曲で変えたいことがあるかもしれません。 もっと細かい場合だと、これらを曲の途中で変えたいということも・・・ そのような場合は以下どちらかの方法をとるとよいでしょう。 オートメーションを使用する 特定のオーディオファイルに対してプラグインを挿入する 1つ目で挙げた「オートメーション」は、プラグイン設定値(マキシマイザーの閾値など)や音量などの変化パターンを入力する手法...