【2018年末】AWA、Spotify、Youtube Musicの各無料プランのメリット、デメリットの比較と有効活用方法

毎月、あるいは毎年、一定額を支払うことでストリーミング再生メインで音楽が聴き放題となる、定額制(サブスクリプション型)音楽配信サービス

現在、AWA、Spotify、Youtube Music、Apple Music、Amazon Prime Musicなど、様々な定額制(サブスクリプション型)音楽配信サービスが存在しています。

定額制(サブスクリプション型)音楽配信サービスの最大のメリットは、追加料金(通信料除く)を気にせず世の中にある様々な音楽が聴き放題になること。

ですが、月額1000円前後という、決して安くはない料金を継続して支払うことに心理的抵抗がある方も多いのではないでしょうか?

そうした方が多数いることを想定してか、定額制(サブスクリプション型)音楽配信サービスの中には、完全無料で利用できる無料プラン常設しているものも少なからずあります。

私自身、定額制(サブスクリプション型)音楽配信サービスの有料プランも魅力的だと思っているのですが、現状どれにするか決めかねている状態ですので、AWASpotifyYoutube Musicの各無料プランを併用しています。

というわけで今回は、私の利用しているAWA、Spotify、Youtube Musicの3者の無料プランそれぞれのメリットデメリット使用感及びこれらの有効な活用方法についてお伝えします。

なお、昨今、新規登録者対象に、本来は有料のプランを無料で利用できるキャンペーン(期限付)が盛んに行われていますが、今回はあくまで、各社常設の無料プランの比較ですのでご注意ください。

1.AWA、Spotify、Youtube Musicの常時無料プランの比較

AWA、Spotify、Youtube Musicの常時無料プランの比較表を以下に示します。

表中の各項目の定義は以下の通りです。

  • ラインナップ:配信曲数(公式ページ参照)
  • フル再生:曲の最初から最後まで再生可能であること
  • 自由選曲:自由な選曲とスキップが無制限に行えること
  • 再生時間無制限:一定期間内の合計再生時間に制限がないこと
  • バックグラウンド再生:アプリ画面等を閉じても再生継続できること
  • プレイリスト機能:プレイリストを作成して、公開または共有できること
  • 広告なし:広告が再生されないこと
  • その他:上記以外で特筆すべき各社サービス/アプリの特徴

以下、各サービスの無料プランを使った場合の使用感についてお伝えしていきます。

2.各サービスの使用感

2-1.AWA(無料プラン)


AWAアプリ(Android)

AWAアプリ(iOS)
AWA公式ページ

最大のメリットは、広告なしで自由選曲が可能なことです。

1曲当たり30秒、または1分30秒ですが、音楽の途中で広告が流れないのは快適です。

当然、曲の途中で再生が終わることになりますが、クロスフェード再生されるため、ぶつ切りになることはなく、メドレーミックスを聴いているような感覚で楽しむことができます。

「アルバムをじっくりと聴きこむ」という使い方は当然できませんが、これはこれでアリではないでしょうか?

また、これはAndroid/iOSアプリのみですが、流れている音楽や自分の鼻歌をデバイスに聴かせて、曲名、アーティスト名を特定するという音楽認識機能があります。

街中で流れている音楽を特定したり、メロディーは覚えているが曲名はわからない曲を探す、といったときに役立つことでしょう。

2-2.Spotify(無料プラン)


Spotifyアプリ(Android)

Spotifyアプリ(iOS)
Spotify公式ページ

スマホアプリを使ったことがないので、PCアプリのみの評価です。

PCアプリの場合、自由選曲かつフル再生が可能ですので、この点が最大のメリットとなります。

数曲に一度広告が挿入されるものの、1曲1曲じっくり聴きこむという使い方ができるのは魅力です。

また、アルバム、シングル/EP、コンピレーション(リミックス盤など)が、それぞれ年代順(リリース順)に表示されるのもポイントが高いです。

2-3.Youtube Music(無料プラン)の使用感

Youtube Musicアプリ(Android)
Youtube Musicアプリ(iOS)
Youtube Music公式ページ

自由選曲かつフル再生が可能という点で、SpotifyのPCアプリと同様のメリットがあります。

広告の挿入はあるものの、体感上、Spotifyに比べてその頻度は少ないです。

ですが、現時点ではAWAやSpotifyに比べて極端にラインナップが少ない(特に邦楽)ので、なかなか使いどころが難しいです。

また、動画やいわゆる「歌ってみた系」音源の再生も可能なのは、AWAやSpotifyにはないユニークな特徴ですが、正規のスタジオ盤音源とシャッフルさせて再生する場合には、音質、音量が大きくばらつく要因となるため、正直微妙なところです。

さらに、スマホアプリではバックグラウンド再生ができず、スマホでバックグラウンド再生するためには、ブラウザでPC版サイトを表示させる必要がある、という点も歯がゆいところです。

3.各サービスの有効な活用方法

上でAWA、Spotify、Youtube Musicの各無料プランのメリット、デメリットを見てきましたが、私は大まかに以下のような使い分けをしています(基本的にはYoutube Musicを使用)。

  • スマホ:Youtube Music
  • PC:気分と状況により、以下の通り3者を使い分け
  • Youtube Music:1曲1曲聴きこみたいとき、あるいは変わり種を聴きたいとき
  • Spotify:豊富なラインナップから曲を選んで再生したいとき
  • AWA:音楽だけをエンドレスで流したいとき

Youtube Musicが登場したときは、「無料プランの範囲内であれば、スマホもPCもYoutube Music一択で良いのでは?」と思いましたが、やはりラインナップが少ないため、まだまだSpotify(PCアプリ)が重宝します。

そしてYoutube MusicもSpotifyも広告付きなので、広告なしで音楽だけを流し続けられるAWAも時には必要、ということで、このような使い分けをしています。

音楽をたくさん聴きたいが、「無料プランで使い倒したい」、「有料プラン(課金)に踏み切れない」といった方々のご参考になれば幸いです。