【2019年1月】Youtube Music(Premium/無料)とGoogle Play Musicの違い
数日前、ずっと気になっていたYoutube Music Premium(Youtube Musicの有料版)とGoogle Play Music(有料版)の無料トライアルを始めました。
Google社の新たな音楽サービスとして、昨年11月に登場したYoutube Musicですが、同じくGoogle社の音楽サービスであるGoogle Play Music、動画サービスYoutubeの有料版Youtube Premiumとの違い、それぞれの関係が今一つよくわからない、という方も多いかと思います。
私も無料トライアルを開始するまでは、よくわかりませんでしたが、利用し始めてからようやく、それらの具体的な違い、関係がみえてきました。
はじめに、Youtube Premium、Youtube Music Premium、Google Play Music(有料版)の関係について、重要なポイントをまとめた表を載せておきます。
項目 | Youtube Premium | Youtube Music Premium | Google Play Music(有料版) |
---|---|---|---|
Youtube Premium特典 | 〇 | × | × |
Youtube Music特典 | 〇 | 〇 | 〇 |
Google Play Music(有料版)特典 | 〇 | 〇 | 〇 |
料金(個人) | 1,100円/月 | 980円/月 | 980円/月 |
料金(ファミリー) | 1,780円/月 | 1,480円/月 | 1,480円/月 |
Youtube PremiumはYoutube Music Premiumを含み、Youtube Music PremiumとGoogle Play Music(有料版)はセットで使えるというところがポイントです。
なお、料金についてはブラウザやAndroidアプリから申し込んだ場合のものを記載しています。
iOSアプリから申し込む場合には、これより高くなりますのでご注意ください。
それでは、以下詳しくみていきましょう。
1.Youtube Premium、Youtube Music Premium、Google Play Musicの関係
Youtube PremiumはYoutubeの有料版、Youtube MusicはYoutube Musicの有料版です。
上の表でも示しましたが、Youtube Premium、Youtube Music Premium、Google Play Music(有料版)の関係は、以下のようになっています。
- Youtube Premium:Youtube Premium特典 + Youtube Music Premium特典 + Google Play Music(有料版)特典
- Youtube Music Premium:Youtube Music Premium特典 + Google Play Music(有料版)特典
- Google Play Music(有料版):Youtube Music Premium特典 + Google Play Music(有料版)特典
つまり、Youtube Premiumは全サービスが利用可能な最上位版の位置づけ、Youtube Music PremiumとGoogle Play Music(有料版)は、どちらに課金しても同じ機能が利用できる、ということを意味します。
2.Youtube Music Premium(有料版)と無料版の違い
Youtube Musicには、ブラウザ上でログインせずに使用できる無料版があります。
この無料版に対する、Premium(=有料版)のメリットは以下の通りです。
- ラインナップが多い
- アルバム内に動画が混じることがなくなる
- アプリでのバックグラウンド再生が可能
- オフライン再生が可能
- 音声のみモードの使用が可能
- 広告なしで利用可能
以下、一部補足説明します。
<ラインナップが多い>
4000万曲を謳うGoogle Play Music(有料版)と同等レベルの印象です。
J-Pop楽曲がほとんど聴けない無料版とは比べ物にならないくらい、ラインナップが充実しています。
<アルバム内に動画が混じることがなくなる>
無料版ではアルバム中に動画が混じることで、アルバム1枚の中で、音質、音量がばらつくことがあります。
これは、音楽サービスとしては無視できない大きな欠点ですが、Premium(=有料版)ではこうした欠点がなく、終始統一性ある音源でアルバムを聴くことができます。
<音声のみモードの使用が可能>
Youtube Musicでは動画の再生も可能ですが、動画中の音楽だけを聴きたいという場合もあるでしょう。
そのようなときには、この音声のみモードを使用することで、通信量を節約することができます。
3.Youtube Music PremiumとGoogle Play Music(有料版)の違い
Youtube Music Premium(=有料版)が無料版に比べて優れているのは当然として、同じ料金のGoogle Play Music(有料版)とは、どこがどう違うのでしょうか?
まず挙げられるのは、双方のラインナップです。
先ほど、Youtube Music Premium(=有料版)のラインナップはGoogle Play Music(有料版)とほぼ同等と言いましたが、全く同じというわけではありません。
全体的には、Google Play Music(有料版)の方が多い印象ですが、一部Youtube Music Premium(=有料版)でしか聴けないものも存在します。
そのため、人によっては、これらを使い分ける必要が出てきます。
その他の違いは、以下の通りです。
<Google Play Musicでできること>
- 手持ちの音源50,000曲をアップロードして、マルチデバイスでの再生が可能(無料版でも利用可能)
この機能は、無料版でも使えるため、手持ちの音楽コレクションが豊富な方には特にお薦めです。
<Youtube Musicでできること>
- Youtube動画の再生(無料版でも可能)
- 所定の曲数分の音楽を自動保存するオフラインミックス機能の使用(最大30日間再生可能)
まず、1つ目に挙げた「Youtube動画の再生」について。
あえて、Youtube MusicでYoutube動画を再生する意味はないように思えますが、スマホ等でアプリ再生する場合、通常のYoutubeアプリだとバックグラウンド再生、つまり何か別のアプリを触りながら視聴する、ということができません。
これに対し、Youtube Music Premium(有料版)では、バックグラウンド再生が可能ですので、Youtube Musicアプリでの再生にメリットが出てきます。
なお、同じYoutube Musicでも、無料版ではバックグラウンド再生ができないため、そのようなメリットはありません。
また、2つ目に挙げた「オフラインミックス機能」とは、いちいち保存操作を行わなくても、聴いている音楽から抜粋して曲をオフライン保存してくれる機能です。
不要であれば、この「オフラインミックス機能」を無効化することも可能です。
4.最後に
Youtube Musicは、無料版で見る限りラインナップ数は非常に少なく、かつ、Youtube Music Premium(=有料版)の加入でGoogle Play Music(有料版)も使えるということが、トップページなどのわかりやすい部分に明記されていません。
そのため、Youtube Music Premiumに加入するインセンティブが働きにくい印象です。
一応、Youtube Premium(=有料版)、Youtube Music Premium(=有料版)、Google Play Music(有料版)の関係は、下記公式ページに記載されていますが、ヘルプページのため、ここに辿りつくことは容易ではないでしょう。
Youtube Musicヘルプ-重複する定期購入を管理するというわけで、今回このような記事にまとめた次第です。
最後に、記事冒頭で載せた、各サービスの関係を示す表を再掲します。
項目 | Youtube Premium | Youtube Music Premium | Google Play Music(有料版) |
---|---|---|---|
Youtube Premium特典 | 〇 | × | × |
Youtube Music特典 | 〇 | 〇 | 〇 |
Google Play Music(有料版)特典 | 〇 | 〇 | 〇 |
料金(個人) | 1,100円/月 | 980円/月 | 980円/月 |
料金(ファミリー) | 1,780円/月 | 1,480円/月 | 1,480円/月 |
なお、料金についてはブラウザやAndroidアプリから申し込んだ場合のものを記載しています。
iOSアプリから申し込む場合には、これより高くなりますのでご注意ください。
今回の記事が、Youtube Premium、Youtube Music Premium、Google Play Music(有料版)を検討している方のご参考になれば幸いです。