YouTubeで聴ける和風ロックバンド3選

和風ロック」という音楽ジャンルをご存知でしょうか?

言葉通り、和風なロックということなのですが、欧米の代表的ポピュラー音楽ジャンルであるところのロックに、和風テイストを加えるという点で、かなり異質で刺激的な音楽ジャンルの一つであるといえます。

近年、ボカロ系でこの「和風ロック」を標榜する楽曲が数多くリリースされていますが、リアルボーカルをフィーチャーして、「和風ロック」を奏でているバンドも存在します。

今回は、こうした和風ロックバンドのうち、私がYouTubeで見つけた、以下3組のバンドについて紹介します。

  • シーフレテック
  • 雪猫
  • 水鏡

1.シーフレテック

男性ボーカルのギターロックバンドです。

バンド名が外来語風なので、一見して和風ロックバンドとはわかりません。

しかし、楽曲はまぎれもなく和風ロックです。

残念ながら、2011年に解散しましたが、動画や音源は今でもYouTubeで視聴可能です。

なお、少なくとも2012年頃までは、公式ページからの無料音源ダウンロードも可能でしたが、現在では公式ページ自体がアクセス不能になっているため、残念ながら音源入手はかないません

ですが、AudioleafBIG UP!一部音源の視聴が可能です(フル尺ではない試聴版含む)。

いくつかある彼らの楽曲のうち、代表曲は何といっても「コスモロジー」です。

リフとサビの歌メロに使われているキャッチーな和風フレーズは、脳内リピート必至です!

さらに、この曲のライブ映像もアップされています。

上の動画(音源+静止画)に比べると、正直音質は良くないものの、盛り上がっている様子が伝わってきます。

自ら「和風エモーショナルロック」を標榜するだけあって、詞も曲も熱いです。

敢えて、他バンドを引き合いに出して形容するなら「和風のアジカン」といったところでしょうか。

ちなみに、この「コスモロジー」は、上で紹介したライブ版含め、複数のバージョンが今でも視聴可能ですが、これらのうち、「Audioleaf」で視聴可能な「コスモロジー(新録)」は、元のキーEから1音上がったF#での演奏となっているのが特徴です。

3バージョンを聴き比べてみるのもまた一興です。

2.雪猫

同じく和風ギターロック系ながら、こちらはこぶしの効いた女性ボーカルをフィーチャーしたバンドです。

2012年9月を最後にYouTubeへの投稿が途絶えており、現在の活動状況は不明ですが、過去にYouTubeで投稿された動画は、今も視聴可能です。

6本の動画(曲)がありますが、これらのうち最も和風テイストが感じられるのは、この「」という曲です。

イントロから和風テイスト全開、ミディアムテンポで歌を紡いでいきます。

途中で入るペンタトニックスケールベースのギターソロも、この曲の抒情性を一層高めています。

3.水鏡

同じく女性ボーカルをフィーチャーした和風ロックですが、こちらは「プログレッシブ和ロック」を標榜するバンドです。

「プログレッシブ」というだけあって、長尺の曲も多いです。

古語ベースの歌詞や、尺八のようにも聴こえるフルートの音色もあって、濃厚な和テイストが楽しめます。

過去、2枚のCD1枚のライブDVDをリリースしており、タワーレコードで取り扱いがあります。

ただし、現時点(2019年2月)全て取り寄せ品扱いで、入荷状況によっては入手できない可能性もあります。

なお、上の2バンド同様、YouTubeでのライブ動画視聴も可能です。

何本かの動画がアップされていますが、このうち私が特に良いと感じる演奏の動画を抜粋的に紹介します。

それがこちら、2ndアルバム「夕掛け」の収録曲「理宇」のライブ動画です。

冒頭のSus4コード(シンセ音)で既に和テイスト全開、その後も動静メリハリの効いたドラマティックな曲展開がなされ、「これぞまさにプログレッシブ和ロック!」という曲(演奏)に仕上がっています。

いや~、カッコイイですね!

私はこれを見て、水鏡にハマりました。

ここ最近の音源リリースはありませんが、現在もライブ活動は断続的に行っているようです。

水鏡のライブ、いつか行ってみたいです。

4.最後に

以上、それぞれカラーが全く異なる3組の和風ロックバンドをみてきました。

3組の中で気になるバンドがあれば、ぜひチェックしてみて下さい。