【重くない!】MusicWorksのエフェクターソフトケース(ボード)
複数のエフェクター、スイッチ、ペダル類を接続した状態をキープしておくことで、スタジオ練習でもライブでも、素早いセッティングが可能となるエフェクターケース(ボード)。
エフェクター類をよく使うギタリスト、ベーシストにとって大変便利なアイテムですね。
エフェクターケース(ボード)といえば、四角いハードケースタイプのものが一般的で、使用している方も多いと思いますが、難点は重くて持ち運びが大変であること。
私もバンドでギターを弾くときには、エフェクターを2~3個使うので、エフェクターケース(ボード)自体に魅力は感じていたものの、その重さゆえ、長年購入を躊躇しておりました。
ですが、色々調べてみたところ・・・
ソフトケースタイプのエフェクターケース(ボード)というものがあるではないですか!
「これなら使えるかも!」ということで、購入し実際に使用してみたところ、予想以上に快適でした。
私が購入したのはMusicWorksのEBB2-Sというエフェクターケース(ボード)。
手ごろな値段で、使い勝手も抜群!
そこで今回は、MusicWorksのエフェクターソフトケース(ボード)のラインナップ、サイズ感、使い方について紹介します。
1.ソフトケースのメリット・デメリット
改めて、ソフトケースのメリット・デメリットを考えてみます。
ソフトケースのメリットは、何といっても軽くて持ち運びが楽なこと。
一方、デメリットとしては次のような点が挙げられます。
- 耐衝撃性が心配
- 雨の影響を受けやすい
ソフトケースのクッション性により、ある程度の衝撃には耐えられますが、やはり頑丈なハードケースに比べると少々心配です。
また、素材の関係で、ケースに水がしみ込みやすいため、雨天時の運搬には注意が必要です。
2.MusicWorksのエフェクターソフトケース(ボード)ラインナップ
現時点入手可能な、MusicWorksのエフェクターソフトケース(ボード)のシリーズとして、EBB2とEBB3があります。
EBB2にはS、M、Lの3サイズがありますが、EBB3はLサイズのみです。
それぞれの特徴を以下の表にまとめました。
項目 | EBB2 | EBB3 |
---|---|---|
サイズ | S、M、L | L |
色 | ブラック(黒)、カモフラージュ(迷彩風) | ブラック(黒)、カモフラージュ(迷彩風) |
スタイル | 肩掛け、手提げ(縦&横)、キャリーバー・サポーター | 肩掛け、手提げ(縦&横)、バックパック・スタイル |
どちらも持ち運びスタイルは3WAYですが、EBB2はキャリーバー・サポーター(キャリーケースのバー部分に固定できる)、EBB3はバックパック・スタイル(リュック風に背負うスタイル)に、それぞれ対応しているのが特徴です。
色はブラック(黒)、カモフラージュ(迷彩風)の2種類。
カモフラージュ(迷彩風)はこんな感じです。
気になる各サイズの詳細な仕様は以下の通りです。
項目 | S | M | L |
---|---|---|---|
本体外寸 | H26×W36.5×D8cm | H34×W42×D9.5cm | H34×W57.5×D9.5cm |
本体内寸 | H25×W34.5×D6cm | H33×W40×D7.5cm | H33×W56.5×D8.5cm |
ボード寸法 | H24×W34×D0.6cm | H32×W39×D0.6cm | H32×W55.5×D0.6cm |
本体重量 | 880g | 1.3kg | 1.74kg |
ボード重量 | 240g | 0.3kg | 0.5kg |
上2つの表作成にあたっては、神田商会のページ記載の情報を参考にしました。
私が購入したのはSサイズですが、BOSSのコンパクトエフェクター程度のサイズであれば、横並び3個まで配置することができました。
Mサイズ、Lサイズは試しておりませんが、私の経験上、1個あたり約11cmぐらいは必要だという感覚があるので、Mサイズは横並び3個、Lサイズは横並び5個程度まで配置できると考えられます。
なお、Mサイズ、Lサイズは、Sサイズよりも縦方向に広いため、縦方向への配置もアリでしょう。
そうすると、もう少し数を並べられるかもしれません。
ケーブル類の引き回しは考えなければなりませんが。
3.使い方
2で挙げたMusicWorksのケースを購入すると、エフェクターボードとファスナー・テープ(マジックテープ)がついてきます。
以下、エフェクターボードの組み立てから使用時の注意事項まで説明していきます。
3-1.エフェクターの配置を決める
まずは、エフェクターボード上に、エフェクターをどう配置するかを決めます。
このとき、面倒でも、ケーブル類も全て接続して、実際に使用するときと同じ状態にして検討することをおすすめします。
というのも、エフェクターを接続してみないと、どのぐらいの間隔でエフェクターを配置すればよいのかが、正確にわからないためです。
配置検討にあたっては、以下2点を十分に確認します。
- エフェクターボード内に、エフェクターが収まるかどうか
- エフェクター間接続用パッチケーブルが極端に折れ曲がっていないかどうか
ケーブルの過度な折れ曲がりは、断線などのトラブルにつながる恐れがあります。
なお、エフェクターボードサイズに対して、エフェクター個数が少なく、エフェクターボード上のスペースが余るような状況でも、エフェクターはなるべく端に配置することをおすすめします。
将来、エフェクターが増えた場合にも対応できるようにするためです。
3-2.エフェクターボードにエフェクターを固定する
エフェクターの位置が決まったら、エフェクターボード上のエフェクター位置と、エフェクター底面にファスナー・テープを貼ります。
コンパクトエフェクターの場合、左右2面分貼れば十分でしょう。
ファスナー・テープには、オス、メスがありますので、ボード側とエフェクター側で対になるように貼ります。
3-3.滑り止めマットの準備
組み上げたエフェクターボードを実際に使用する場合、エフェクターボードの下に滑り止めマットを敷くことをおすすめします。
というのも、ソフトタイプのエフェクターボードは、非常に滑りやすいためです。
滑り止めマットを敷かず、そのままエフェクターを踏もうとすると、エフェクターボードごと移動してしまい、結局踏み損ねてしまう、ということが往々にして起こります。
特に、フローリング床の上に置いて使用する場合は要注意です。
そのため、私はダイソーの滑り止めマットを、ボードサイズに合わせてカットして使用しています。
この滑り止めマットの効果は絶大で、スタジオでもライブステージでも、エフェクターボードが滑ることはなく、快適に使用できています。
4.最後に
「重たくて持ち運びが大変」というイメージの強いエフェクターケース(ボード)。
しかし、世の中には今回紹介したような、軽くて持ち運びが楽なソフトタイプのエフェクターケース(ボード)もあるのです。
これまで、その重さゆえにエフェクターケース(ボード)の導入を見送っていた方は、一度ソフトタイプのエフェクターケース(ボード)を検討してみてはいかがでしょうか。
特に、今回紹介したMusicWorksのエフェクターケース(ボード)は、使い勝手がよく、価格も手ごろなので、おすすめです!