先週に引き続きAudiostockでロイヤリティーフリーのBGM2曲リリース

先週に引き続き、八雲橋かつなり名義で新たに、以下2曲のBGMAudiostockにてリリースしました。

  • 「Cool Piano Riff Loop Em」(クールでリズミカルなピアノとドラムの曲)
  • 「君が代 (エレクトロニカ風)」(細かいリズムとエレピの曲)

2つ目の「君が代 (エレクトロニカ風)」は、タイトル通り、日本国歌「君が代」(パブリックドメイン楽曲)をエレクトロニカ風にアレンジしたものです。

これら2曲とも、前回同様、DAWソフトには「ACID Pro 8」を、鍵盤音源には「Sample Tank 3」を使用しました。

それでは以下、今回のBGM制作の過程、各曲の内容、用途などについてお伝えしていきます。

1.「Cool Piano Riff Loop Em」

  • タグ:ピアノ

エンドレスで弾いていたくなるような、クールでリズミカルなピアノリフをフィーチャーしたループ曲です。

タイトルに「Em」とありますが、Esus4の構成音を前面に打ち出しています。

Sample Tank 3」で、リバーブを強めたピアノの音を最初に作り、ドラムパターンに合わせてジャムっているうちに、Esus4の構成音を基調とした、大まかなリフパターンの方向が見えてきました。

その後、細部を練って調整することで、最終的にこのようなリフパターンに落ち着きました。

この曲にベースを入れるかどうかは、少し悩みましたが、ドラムとピアノだけで、一つの音世界が成立しているように感じられたため、そのままベースレスの構成としました。

ゲームでも、映像作品でも、エンディングのスタッフロールなどで流せば、クールな雰囲気が演出できるのではないでしょうか。

タイトルに「Loop」とある通り、ループ加工を施しているので、長さ(繰り返し数)の調整も可能です。

2.「君が代 (エレクトロニカ風)」

  • タグ:エレピ

先週リリースした「君が代 (エレピソロバージョン)」の元になっているバージョンです。

エレピ音源自体は同じものを使用していますが、音域が1オクターブ低くトレモロエフェクトも加えているので、印象は随分違います。

「君が代 (エレピソロバージョン)」のエレピには可憐な雰囲気がありましたが、こちら「君が代 (エレクトロニカ風)」のエレピ音は、クールでモダンな雰囲気を醸成しています。

なお、楽器編成はドラム+エレピと、これまたベースレスです。

こちらも、ドラムとエレピのみで、既に一つの音世界が成立しているように感じられたため、ベースは入れませんでした。

といいつつ、ベースっぽく鳴る小節頭のキック音が、アクセントになっていたりしますが・・・

リズム面に着目すると、BPM150で細かくビートを刻むドラムの上に、ゆっくりとした動きのエレピが乗っかるという関係になっているのが特徴です。

全体的に洗練された印象を与えるアレンジに仕上がっているので、上品、クール、モダンな雰囲気を演出したい映像モノよく合うのではないでしょうか。

3.最後に

今回、これら2曲を手がけて思ったことは、

  • ピアノの音はリバーブなどの空間系エフェクトで化ける
  • エレクトロニカ系の音を作るのは楽しい

ということです。

これまで、「Sample Tank 3」のピアノ音源は、デフォルト設定だと音が軽めで、用途が限られると思っていました。

しかし、リバーブなどを強めたりするなど、ちゃんと設定調整すれば、しっかり鳴ってくれるということがわかりました。

いや~、楽曲制作というアウトプット作業を通じて、インプットできることもありますね。

やはり音の世界は面白いです。

今月Audiostock合計5曲をリリースしました。

来月も継続して楽曲リリースしていこうと思います!