AudiostockでロイヤリティーフリーのエレピBGM3曲(カバー含)リリース

先週、八雲橋かつなり名義で新たに、以下エレピBGM3曲をAudiostockにてリリースしました。

  • 「Smooth D (Loop)」
  • 「Funky Beeat E (Loop)」
  • 「君が代 (エレピソロ)」

3番目の「君が代 (エレピソロ)」は、日本国歌「君が代」(パブリックドメイン楽曲)のエレピソロバージョンです。

今回は、DAWソフトに「ACID Pro」の最新版「ACID Pro 8」を、エレピ音源に「Sample Tank 3」を使用して制作しました。

Sample Tank 3」のエレピ音源は、ずっと使いたいと思っていたのですが、32bitの「ACID Pro 7」では64bitの「Sample Tank 3」を使用することができず、これまでは仕方なく旧バージョン「Sample Tank 2」を使用してきました。

昨年末、64bitの「ACID Pro 8」を手に入れたことによって、ようやく「Sample Tank 3」を楽曲制作に使用することができました・・・

と、制作環境の話はこれくらいにして、以下、今回のBGM制作の経緯、各曲の内容について解説していきます。

1.「Smooth D (Loop)」

  • タグ:軽快、エレピ

ドラム、ベース、エレピから構成されるスムースジャズ風のループ曲です。

私がAudiostockでリリースする楽曲としては、初のアンサンブルものになります(2で紹介する「Funky Beat E (Loop)」もそうですが)。

この曲を制作するにあたっては、まず最初に、エレクトロニカ系の曲でよく使われているような音色のドラムに、ファンキーなベースパターンを乗せたバッキングトラックを作りました。

次に、このバッキングトラックを鳴らしながら、一人ジャムセッションをしているうちに、今のコード進行に行き当たり、その後メロディー部分で色々試行錯誤した結果、最終的に今の形に落ち着きました。

実はこの曲の終盤で「B♭系のコードを鳴らしながら、メロディー部分にB音を使用する」という、少し音楽理論的な冒険を行っているところがあります。

もちろん、自分の中では必然性のある音の運びであり、音楽理論を全く無視しているというわけでもありません

ただ、Audiostockでは割と正統な音が好まれるイメージがあるため、この部分がどう審査に影響するのか、少し気になっていました。

しかし、こうして審査を通過しているところをみると、これぐらいの冒険はOKなようです。

BGMとしての使いどころとしては、商品やサービスなどの紹介動画が適しているのではないか、と考えています。

上品でおしゃれな曲調なので、紹介動画で洗練されたイメージを演出したい場合には、特に打ってつけでしょう。

なお、ループ加工を施しているので、長さ(繰り返し数)の調整も可能です。

2.「Funky Beat E (Loop)」

  • タグ:軽快、エレピ

こちらも上の「Smooth D (Loop)」と同様、楽器構成はドラム、ベース、エレピとしています。

タイトル通り、ファンキーなテイストのループ曲です。

こちらのドラム音は、どちらかというとエレクトロニカというよりも、R&B系、ファンク系の曲で使われることが多いであろう、シャカシャカ系(?)の音色のものを使用しています。

Smooth D (Loop)」の場合と同様、「ドラム+ベースのバッキングトラックを最初に作って、後は一人セッション」という形で楽曲を仕上げていきました。

こちらも、洗練されたイメージを与えたい紹介動画に適した曲調です。

ループ加工を施しているので、長さ(繰り返し数)の調整も可能です。

3.「君が代 (エレピソロ)」

  • タグ:エレピ

初のカバー曲リリースです。

これまで、Audiostock以外でもカバー曲をリリースしたことはありません。

Audiostockでは、このようなパブリックドメイン曲のアレンジ音源をリリースすることもできます

今回は、日本国歌「君が代」を、独自のコード進行を付けたエレピソロ曲としてアレンジしました。

君が代」は、オーケストラでも雅楽でも、壮大な雰囲気の演奏がなされることが多いですが、このバージョンでは、高音域のエレピ音を使用して、静かで可憐な雰囲気を演出しました。

映像モノの中の静かなシーンによく合うのではないでしょうか。

「君が代」のメロディーは、西洋的ではないため、西洋音楽的なコードの付け方にも難しいところがあります。

しかし、そこが魅力で、チャレンジのしどころだと感じています。

今回は、割とシンプルなコード進行に落ち着きましたが、「もっとひねったコード進行をつけたら、さらに面白いだろうな」とも思いました。

4.最後に

今回は、3曲いずれも、これまでAudiostockでリリースしたことのないタイプの楽曲ということで、「Audiostockの審査、通るだろうか」と少し気をもむことがありましたが、この通り無事審査を通過しました。

今回、これら3曲を手がけて思ったのは、

  • アンサンブルものの楽曲制作は楽しい
  • 楽曲アレンジは楽しい
  • エレピは最高

ということです。

今後も新たなことに挑戦しつつ、Audiostockでの楽曲リリースを続けていきます!