音楽好き&DTMer必見!音楽雑誌が読み放題のお得なサービスはどれ?(PR)
今回は、音楽雑誌の読み放題が可能なサービスについて調べてみた結果をお伝えします。
単独購入なら割高になる「色んな雑誌のつまみ読み」も、読み放題サービスなら割安!
最近では、雑誌読み放題が可能なサービスも数多くありますが、私のようなDTMer含め、音楽好きにとっては「雑誌読み放題」といわれても「音楽雑誌がどれくらい読めるの?」という点が気になって仕方がないのではないでしょうか?
そこで、4種類の読み放題サービス(Kindle Unlimited、ブック放題、楽天マガジン、dマガジン)で、音楽専門雑誌以外も交えて調査したところ、音楽系情報の得られる雑誌のラインナップ充実度については、次のような結果になりました(2019年8月6日時点の情報)。
(多)←Kindle Unlimited > ブック放題 > 楽天マガジン > dマガジン→(少)
次に気になるのが「元がとれるのか」という点ですが、こちらについては、意外にハードルが低いことがわかりました(以下は2019年8月6日時点の情報)。
- dマガジンの場合、読めるものを1冊以上毎月読むのであれば元がとれる
- ブック放題の場合、Hiviを毎月読むのであれば元がとれる
- Kindle Unlimitedの場合、読めるものを3冊以上毎月読むのであれば元がとれる
(読む雑誌によっては、毎月1冊でも元がとれる)
ただし、今回調査したような読み放題サービスでは、雑誌の全てのページが読めるとは限らず、サービスによって読める範囲が異なる可能性があるため、この判断はあくまで目安です。
それでは、以下詳しく見ていきましょう!
1.読み放題サービス調査概要
冒頭でお伝えした通り、今回の調査対象サービスは次の4つです。
調査項目は次の通りです。
- 月額料金
- 無料キャンペーン
- 対応デバイス(PC/モバイル)
- 登録可能デバイス数
- ラインナップ
ラインナップの調査対象としては、専門的な音楽雑誌の他、総合的な内容の雑誌であるGetNaviも含めました。
GetNaviでは、イヤホンなどの音楽系グッズの情報も取り上げられることが多いため、今回の調査対象に含めても、それほどおかしなことではないと考えます。
2.読み放題調査結果
まず、4つのサービスの基本スペックを比較した表を以下に示します(楽天マガジンの月額料金572円(税込)は2024年9月1日時点の情報(一般月額)、それ以外は2019年時点の情報)(下表、横にはみ出ている場合は横スクロールできます)。
項目 | Kindle Unlimited |
ブック放題 | 楽天マガジン | dマガジン |
---|---|---|---|---|
月額料金(円) | 980(税込) | 550(税込) | 572(税込) | 440(税込) |
無料キャンペーン | 初回30日間無料 | 初回1ヵ月無料 | 初回31日間無料 | 初回31日間無料 |
PC(Windows) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
PC(Mac) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
モバイル(Android) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
モバイル(iOS) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
登録可能デバイス数 | 記載なし(同時ダウンロードは10冊まで) | 5 | 5 | 5 |
音楽系情報の得られる雑誌のラインナップ | 豊富 | 少ない | 少なめ | 非常に少ない |
ご覧の通り、Kindle Unlimitedが最も月額料金が高いものの、最もラインナップが豊富であるという結果となっています。
無料キャンペーンは、各社微妙に異なっていますが大差なし、対応デバイス、登録デバイス数も、通常は特に問題にならないレベルであるといえるでしょう。
なお、Kindle Unlimitedでは、同時にダウンロードできるのが10冊まで(つまり手元に置いておけるのが最大10冊)となっているので、この点注意が必要です。
他のサービスのダウンロード数については、各社公式ページを確認したところ、特に上限値などの記載は見当たりませんでした。
ただし、当然ながらダウンロード先(スマホなど)の容量には限りがありますので、その点はご注意を・・・
続いて、気になるラインナップを比較した表を以下に示します(単価含め、2019年8月6日時点の情報)(下表、横にはみ出ている場合は横スクロールできます)。
カテゴリー | 雑誌名 | 単価(参考) | Kindle Unlimited |
ブック放題 | 楽天マガジン | dマガジン |
---|---|---|---|---|---|---|
音楽制作/演奏系 | ギター・マガジン | Amazon Kindle版700~800円(税込) | 〇 | × | × | × |
ベース・マガジン | Amazon Kindle版799~1,234円(税込) | 〇 | × | × | × | |
リズム&ドラム・マガジン | Amazon Kindle版864~1,350円(税込) | 〇 | × | × | × | |
サウンド&レコーディング・マガジン | Amazon Kindle版900~1,080円(税込) | 〇 | × | × | × | |
アコースティック・ギター・マガジン | × | × | × | × | ||
キーボード・マガジン | Amazon Kindle版1,080円(税込) | 〇(1冊だけ) | × | × | × | |
ウクレレ・マガジン | × | × | × | × | ||
サウンド・デザイナー | × | × | × | × | ||
DTMマガジン | × | × | × | × | ||
アーティスト情報系 | ロッキング・オン・ジャパン | × | × | × | × | |
ロッキング・オン | × | × | × | × | ||
ミュージック・マガジン | × | × | × | × | ||
レコード・コレクターズ | × | × | × | × | ||
BURRN! | × | × | × | × | ||
オーディオ系 | プレミアムヘッドホンガイドマガジン | Amazon Kindle版500~960円(税込) | 〇 | × | × | × |
オーディオアクセサリー | Amazon Kindle版1,264~1,300円(税込) | 〇 | × | × | × | |
ネットオーディオ | Amazon Kindle版1,166~1,201円(税込) | 〇 | × | × | × | |
季刊ステレオサウンド | Amazon Kindle版2,000~2,600円(税込) | 〇 | × | 〇 | × | |
Hivi | Amazon Kindle版1,000~1,080円(税込) | 〇(バックナンバー中心) | 〇 | 〇 | × | |
その他 | GetNavi | Amazon Kindle版463~519円(税込) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
どの読み放題サービスでも、ロッキング・オンなどのアーティスト情報系の雑誌は読めません。
残念!
音楽制作/演奏系雑誌はKindle Unlimitedのみ、オーディオ系雑誌はKindle Unlimitedの他、ブック放題、楽天マガジンでも読めますが、dマガジンでは(今回の調査範囲では)GetNaviしか読めない、という結果となりました。
さて、このように各社の違いが鮮明となったわけですが、どれを選ぶべきなのでしょうか?
考え方は色々ありますが、次の2点で考えると選びやすいのではないでしょうか?
- 読みたい雑誌が十分読めるか
- 元がとれるか
1つ目の「読みたい雑誌が十分読めるか」は、読みたい雑誌をピックアップし、上のラインナップ表でどれくらい読めるかを確認すれば見えてくるでしょう。
ただし、読める雑誌は今後変更される可能性がありますし、バックナンバーが全て読めるとは限らないので、このあたりは割り引いて考える必要があります。
2つ目の「元がとれるか」は、読むつもりの雑誌の単価の合計が月額料金以上になるかどうかを確認すればOKです。
「計算が面倒!」という方もおられるかと思いますので、ざっくり事情を説明します(以下は2019年8月6日時点の情報)。
- dマガジンの場合、読めるものを1冊以上毎月読むのであれば元がとれる
- ブック放題の場合、Hiviを毎月読むのであれば元がとれる
- Kindle Unlimitedの場合、読めるものを3冊以上毎月読むのであれば元がとれる
(読む雑誌によっては、毎月1冊でも元がとれる)
ただし、今回調査したような読み放題サービスでは、雑誌の全てのページが読めるとは限らず、サービスによって読める範囲が異なる可能性があるため、この判断はあくまで目安です。
3.最後に
以上、雑誌読み放題が可能な、Kindle Unlimited、ブック放題、楽天マガジン、dマガジンの基本スペック、ラインナップを比較し、その選び方の指針についてお伝えしてきました。
今回の調査結果に対して私が感じたことは、主に次のようなことです。
- Kindle Unlimited以外は、必ずしも音楽雑誌が充実しているとはいえず、音楽制作/演奏系の雑誌が全く読めないため、個人的には料金は高いが、Kindle Unlimitedが有力という印象
- 音楽制作/演奏系雑誌にこだわらなければ、ブック放題、楽天マガジンなどもアリ
Kindle Unlimitedについては、雑誌以外の本(Kindle書籍の一部)も読み放題対象に含まれるので、ちょくちょく雑誌以外の本を読む方にとっては、一層有利になる可能性があります。
今回の記事が、これまで音楽雑誌や読み放題サービスに関心のなかった方、読み放題サービス検討中の方のご参考になれば幸いです。