【簡単!】ウタエット プロの使い方(写真付き)

今回は防音マスク系ボーカルトレーニング器具ウタエット プロ」(ウタエット系グッズの一種)の使い方を、写真も交えながら解説します。

ウタエット系グッズには以下の通りいくつか種類がありますが、

ウタエット EX+ウタエット プロは、通常品に比べてブレスリミット機能強化された仕様になっています。

自宅ボイトレなどにも役立つこと請け合いのウタエット プロですが、「どのように使うのだろう?」、「使い方は難しくないのだろうか?」と気になる方も少なくないのではないでしょうか?

実はそれほど難しいものではありません。

ポイントは次の3つです。

  1. 使用前本体モニタ部品チューブで接続(工具不要)
  2. 使用中モニタ部品左耳に装着本体口まわりを覆って声出し
  3. 使用後本体内部をタオルなどで拭いてから保管、時々中性洗剤+水で分解洗浄

これらを押さえれば、安心してボイトレや歌の練習に励むことができるでしょう。

それでは解説スタートです!

1.使う前の準備

購入してから初めて使う場合、次の手順が必要となります(後で説明する「分解洗浄」の後も2~5の作業が必要)。

  1. 本体ハンドル分解
  2. チューブハンドル通す
  3. 本体チューブ接続
  4. モニタ部品チューブ接続
  5. 本体ハンドルつなぐ

手順が多いように感じるかもしれませんが、1つ1つの作業は難しくありません

なお、マニュアルとは、3番目と4番目の順番が異なりますが、これらはどちらから行っても実質的な違いはなく、問題ないかと思います。

1-1.本体とハンドルを分解

商品購入時は下の写真のように、本体とハンドルが一体になっています。

本体とハンドルは、ねじ込みによって一体化しているので、本体、あるいはハンドル回してこれらを分解します。

1-2.チューブをハンドルに通す

本体モニタ部品をつなぐための黒いチューブがあります。

ハンドルの中は空洞になっており、このチューブをハンドルに通します

1-3.本体とチューブを接続

本体チューブ取り付けます。

本体には下の写真のような突起部分があります。

なお、購入時点では、透明なリング状の部品「声量強化リング」がこの突起部分にはめ込まれています。

下の写真の左側が「声量強化リング装着状態右側が「声量強化リング」取り外し状態です(リングは透明なのでわかりにくいかもしれません・・・)。

   
 

声量強化リングを付けた状態では、呼吸が制限され(声量強化のため、らしいです・・・)、取り外した状態では比較的楽に呼吸ができるとされています(現時点、私自身は声量強化リングを取り外したことがありません)。

この声量強化リングの脱着は自由ですので、用途に合わせて処置します。

声量強化リングをどうするか決めて処置した後、この突起部分にチューブを取り付けます。

チューブ取り付け後は下の写真のような状態になります。

チューブがなかなか滑らずに苦戦するかもしれませんが、無理に引っ張るというよりは、チューブをねじ込むようにしながらかぶせていくとよいでしょう。

1-4.モニタ部品とチューブを接続

モニタ部品にもチューブ取り付け用の突起部分があります。

下の写真のように、黒いチューブモニタ部品の突起部分にはめ込みます。

チューブのすべりの悪さは、本体側の場合と同様ですが、こちらもチューブをねじ込むようにしながらかぶせていきます

1-5.本体とハンドルをつなぐ

本体ハンドル、それぞれねじ切り部分がありますので、ねじ合わせる形本体とハンドルをつなぎます

きつく締めようとし過ぎると、破損の恐れがありますので、ほどほどにしましょう。

2.声出し時の使い方

次の3ステップです。

  1. モニタ部品左耳装着
  2. ロゴのある方を真上にして、口まわりを覆う
  3. 声を出す

2-1.モニタ部品を左耳に装着

モニタ部品曲線部耳たぶに引っ掛けモニタ部品の開いている部分を左耳の中に入れる形で、モニタ部品左耳に装着します。

2-2.ロゴのある方を真上にして、口まわりを覆う

本体表面には2箇所ロゴマークがあります。

このロゴマーク真上にくる向きにして、口まわりを覆います

口まわりを覆う際、本体は口まわりに確実に密着させるようにします。

2-3.声を出す

この状態で声を出します。

左耳で声をモニタリングしていると、最初のうちは特に「防音できているかどうか心配」になることがあるかもしれません。

そのような場合は、小さく声を出しながら、本体を密着したり離したりして、その違いを聞き比べてみて下さい。

防音できているときは、声がほとんど左から聞こえますが、音漏れしているとき右からも声が聞こえます

このように、音漏れの有無によって、声の位置(定位)が明らかに違ってきますので、そこに着目して適切な密着具合を掴むことができるかと思います。

3.使った後の手入れ

使用後毎回次の3点を実施します。

  1. タオルなどで本体を拭く
  2. チューブを巻き付けてハンドルのU字部分に引っ掛ける
  3. 本体内部を下にして、直射日光、極端な高温/低温環境を避けて保管

3-1.タオルなどで本体を拭く

たとえ短い時間であっても、一度使用すると呼気によって本体内部が湿ります

湿った状態のままにしておくと、不衛生ですので、本体を傷つけずに水分を拭き取れるタオルなどで本体内部を拭きます

3-2.チューブを巻き付けてハンドルのU字部分に引っ掛ける

チューブは直径約12cm(※)程度の輪っかを作って束ねる形で巻いておきます。

(※)輪っかを作った状態で、チューブの外側から外側をざっくり測定した結果(チューブの太さは直径約0.5cm)

ハンドルの先はU字型になっているので、このハンドルのU字部分に、巻いておいたチューブを引っ掛ける形で保管します。

3-3.本体内部を下にして、直射日光、極端な高温/低温環境を避けて保管

下の写真のように本体内部下にして保管します。

風通しのよい場所は理想ですが、直射日光、極端な高温/低温環境は避ける必要があるため、室内の冷暗所(+ある程度の広いところ)に保管するのがよいかと思います。

3-4.(時々)分解洗浄

必ずしも毎回でなくてよいのですが、汚れが気になった場合など、適時分解洗浄が必要となります。

分解洗浄は、水で薄めた中性洗剤+スポンジで行います。

洗浄後分解した状態のまま乾かします

チューブについては、チューブ内部が乾きづらいため、どこかに吊り下げる形で乾かします。

乾燥時間についてですが、私の経験では、洗浄後にタオルなどで水分を拭き取っておいた場合12時間も放置すればほぼほぼ乾いていました。

4.最後に

以上、ウタエット プロ使い方として、使用前の準備から使用後のメンテまでを解説してきました。

ここでもう一度3つのポイントをまとめておきます。

  1. 使用前本体モニタ部品チューブで接続(工具不要)
  2. 使用中モニタ部品左耳に装着本体口まわりを覆って声出し
  3. 使用後本体内部をタオルなどで拭いてから保管、時々中性洗剤+水で分解洗浄

部品点数がやや多いため、組み立てや手入れは少々手間に感じましたが、これらの作業は必ずしも毎回ではないので、致命的なものではないと思います。

今回のこの記事でウタエット プロの使用イメージが伝わりましたら幸いです。