「DAWミックス/マスタリング基礎大全」でミックス、マスタリングをまとめて学ぼう
(写真はイメージです)
今回は、DTM(楽曲制作)における、ミックス(ミキシング)、マスタリングをある程度まとめて学べる本
「DAWミックス/マスタリング基礎大全」
を、読んでみた感想などとともに紹介します。
ズバリ、 DTMにおけるミックス(ミキシング)やマスタリングについて・・・
- そのあたりの方法がわからない
- そのあたりの方法を学びたい
- 学べる本を探している
という状態だったり、
「DAWミックス/マスタリング基礎大全」という本を知ったけれど・・・
- この本を買って損しないか?
- この本でどれぐらいのことが学べるのか?
と気になっていたり・・・
本記事は、そんなあなたにちょっとおすすめしたい内容です。
DTMのミックス(ミキシング)やマスタリングは奥が深いので、そのあたりについて
「しっかり学びたい」
と思うのは自然なことですね。
ですが、そう思っても、
- スクールなどはお金がかかる
- ネット検索だと断片的で学んだ気にならない
というように、学習方法について悩んでしまうのではないでしょうか?
様々な学習方法がある中、スクールよりも手ごろな値段で、
好きな時間に読める本
というのは便利です。
しかし・・・
- どの本がよいのか?
- 本当にこの本一冊で事足りるのか?
- 難しすぎないか?
と、これまた悩んでしまうかもしれませんね。
これらの疑問に対する明確な回答は難しいですが、少なくとも冒頭で挙げた
「DAWミックス/マスタリング基礎大全」
という本なら、
- ミックス(ミキシング)からマスタリングまでの工程と周辺知識
が一通り学べます。
専門用語が少し多いですが、言っていることは難しくないので、ある程度DTMを経験した人であれば、割とスムーズに読み進められるかと思います。
それでは以下、詳しくみていきましょう!
1.この本を選んだ理由
そもそも、私がミックス(ミキシング)やマスタリングの本を探し始めたのは、
「ミックス(ミキシング)、マスタリングを学び直してみたい」
と思ったのがきっかけです。
今まで、リリースしてきた楽曲音源は、全てそれまでの経験でミックス(ミキシング)、マスタリングを行ってきたものですが、
- 一般的にはどんな方法で行っているのか?
- 改善できる余地はあるか?
と思い始めたのです。
そこで、本選びを始めたわけですが、その際、次の3点を重視しました。
- DAWに依存しない
- 実体験できる
- 電子書籍版がある
以下、それぞれ少し詳しく説明します。
1-1.DAWに依存しない
CubaseやLogicといった、割とメジャーなDAWソフトをベースにした本はたくさんありますが、私が使っているのはACIDなので、とりあえず
「合わないな・・・」
と。
それならDAWに依存せず、ある程度汎用的に書かれた本の方がよさそう、ということで、この方針を立てました。
今後、新しいDAWソフトが出てきたり、乗り換えたりするかもしれませんからね。
1-2.実体験できる
本の内容をそのまま自分のプロジェクトに反映させる形でもよいのですが、事例で練習できた方がよいですよね?
というわけで、付録音源などで練習ができそうな本を探しました。
1-3.電子書籍版がある
「移動時間にも読めるし、かさばらない」
そんなメリットのある電子書籍版を最初から購入するつもりでしたので、この点は外せませんでした。
2.この本を読んでから気づいたこと
(写真はイメージです)
さて、実際読んでみたところどうだったのか・・・
ざっと読んで気づいたこととして、次の3点が挙げられます。
- 情報は盛りだくさん
- 専門用語が普通に出てくるので、ある程度DTMを経験した人向けという印象
- 読み物としても面白い
2-1.情報は盛りだくさん
使える技は豊富に紹介されている印象でした。
一度に覚えきるのは大変かもしれませんが、これだけあれば
「実践上で困ったときのヒントとして十分役立ってくれる」
ものと期待できます。
2-2.専門用語が普通に出てくるので、ある程度DTMを経験した人向けという印象
あまり解説もされず専門用語が飛び交っている印象です。
が、DTMをある程度経験していれば、大体わかるのではないでしょうか。
もしわからない言葉が出てきても、今の時代、大半はネット検索で何とかなると思います。
2-3.読み物としても面白い
アナログレコード主体の時代におけるマスタリングの意義など、知的好奇心をくすぐる話が折々出てきます。
知っていたからといって、現代のDTM作業で直接役に立つというものではありませんが、こういった話は読んでいて楽しくなります。
本を選ぶにあたっては、「役に立つ」という点も重要ですが、「楽しめる」という点もまた外せないのではないでしょうか。
3.この本で学べること
盛りだくさんの内容ですが、一言でいうと
- ミックス(ミキシング)からマスタリングまでの工程と周辺知識
です。
具体的には、次のようなことがわかるようになります。
- 楽器間の音量バランスの取り方
- 音量(音圧)の上げ方
- 統一感のあるサウンドの作り方
もちろん、実際には様々なケースがありますし、知識として知った上で実践上の格闘が相当必要にはなりますが・・・
我流で押し通すよりは、筋良くスキルアップできるのではないか、と踏んでいます。
そもそも、自分の感性以上のものは作れないので、音源を改善しようと思うと、必然的に
「感性を磨く」
ことが不可欠になっていくと考えられます。
このあたりは本読みでどうにもならない領域なので、本を読んだら、あるいは読みながら
「ひたすら実践あるのみ」
ということになるでしょう。
4.最後に
以上、DTM(楽曲制作)における、ミックス(ミキシング)、マスタリングをある程度まとめて学べる本
「DAWミックス/マスタリング基礎大全」
を、読んでみた感想などとともに紹介してきました。
先ほども触れましたが、この本を読んでわかることは、- 楽器間の音量バランスの取り方
- 音量(音圧)の上げ方
- 統一感のあるサウンドの作り方
そしてこの本のおすすめポイントは、
- 特定のDAWに依存しない豊富な情報
- 丁寧な説明
- 各プロセスの効果がわかる豊富な付録音源
- 電子書籍版あり
といえます。
「M/S処理前、M/S処理後」のように、
「各プロセスで音がどのように変わるのか」
がわかるように付録音源が収録されているのが特に嬉しいところです。
昨今、学習用動画もにぎわっていますが、
動画のペースではなく、
自分のペースで読み進められる本
で学ぶのも十分アリな選択だと思います。
今回のこの記事が、
- DTMにおけるミックス(ミキシング)やマスタリングについて学びたい
- 「DAWミックス/マスタリング基礎大全」という本が気になっている
といったあなたのご参考になれば幸いです。