書籍「ボーカリストのためのフースラーメソード」で紹介されている音源、YouTube Musicで聴けるものは?

(写真はイメージです)

今回は書籍「ボーカリストのためのフースラーメソード」の終盤「資料:野生の声音再生のために聴くべき音源」というセクションで紹介されている音源のうち、YouTube Musicで聴けるものを調べてみた結果をお伝えします。

特に書籍「ボーカリストのためのフースラーメソード」について、以下のように思っている方おススメの内容です。

  • 終盤のセクション「資料:野生の声音再生のために聴くべき音源」で紹介されている音源聴いてみたい
  • 本書籍の中で紹介されている音源聴いてみたい
  • どんな方向の本なのか知りたい

最初に結論をお伝えしておきますと、紹介されている音源に対応すると思われる以下の音源について、YouTube Musicで聴けることがわかりました(2023年6月3日調査時点)。

  • アルバムタイトルに「The Alan Lomax Collection」と入っているアルバム音源33件
  • アルバムタイトルが「The Demonstration Collection of E.M. von Hornbostel and the Berlin Phonogramm-Archiv」となっているアルバム音源

それぞれに対応するYouTube Musicページは以下の通りです(「The Alan Lomax Collection」は複数アルバムに分かれているため、検索結果ページを記載)。

どちらも、世界芸能音源を集めたものといえるもので、タイトルは本書籍で記載されている通りのものではなく、それに対応する英語の入ったものになっています。

これらYouTube Musicにあるもので、全部揃っているといえるのかはわかりませんが、トラック数はかなり多いですので、これだけ聴けば、何かしら得るところがありそうです。

それでは以下、詳しくみていきましょう!

1.調査結果

今回の調査結果以下の表に示します(2023年6月3日調査時点)。

紹介音源に対応するものと思われる音源のYouTube Music配信状況(2023年6月3日調査時点)
No. 紹介音源名 YouTube Music
(〇:あり、×:なし)
1 本田安次『日本の民俗音楽』 ×
2 三隅治雄編集、森垣二郎監修『日本民俗芸能系譜 神楽・田楽と風流』 ×
3 町田佳声『日本民謡大観』 ×
4 竹中労『日本禁歌集』 ×
5 小沢昭一『日本の放浪芸1~4』 ×
6 小沢昭一『沖縄』 ×
7 三隅治雄『沖縄音楽総攬(上巻、下巻)』 ×
8 稲田浩二監修『現地録音日本の昔話東日本編、西日本編』 ×
9 アラン・ロマックス・コレクション
10 ホルンボステル『デモンストレーション・コレクション』
11 ホルンボステル『東洋の音楽』 ×
12 ヒュー・トレイシー・コレクション ×
13 浪花節の発達史 ×
14 あい豆『雪』 ×

上表中で「〇」とした音源は、上表中No.9,10の2件(いずれも世界芸能を集めたものといえるもの)で、それぞれ以下のような音源として見つかりました。

  • No.9:アルバムタイトルに「The Alan Lomax Collection」と入っているアルバム音源33件
  • No.10:アルバムタイトルが「The Demonstration Collection of E.M. von Hornbostel and the Berlin Phonogramm-Archiv」となっているアルバム音源

それぞれに対応するYouTube Musicページは以下の通りです(「The Alan Lomax Collection」は複数アルバムに分かれているため、検索結果ページを記載)。

いずれの音源も、これで全部揃っているのか、アルバム音源内の音源が全て聴けるのかどうかはわかりません。

音質については、ざっと何トラックか聴いたところ、2つ目に挙げた「The Demonstration Collection of E.M. von Hornbostel and the Berlin Phonogramm-Archiv」は「かなり聴きにくい音源」という印象でした。

なお、上表中No.12の「ヒュー・トレイシー・コレクション」に関しては、そうしたタイトルを冠した音源自体は見つかりませんでしたが、「ヒュー・トレーシー」という名でのアーティストページYouTube Music内にあり、そこでいくつか聴けるアルバム音源が見つかりました(2023年6月3日調査時点)。

2.YouTube Musicで聴けるヒュー・トレーシー(ヒュー・トレイシー)の音源例

1の終盤でお伝えした通り、書籍本文中で紹介されていた「ヒュー・トレイシー・コレクション」というタイトルの付いた音源自体は見つかりませんでしたが、ヒュー・トレーシー(ヒュー・トレイシー)のアルバム音源として、YouTube Musicで聴けるものがいくつかありました。

そのようなアルバム音源の例としては、以下4つが挙げられます(2023年6月3日調査時点)。

  • Music of Africa Series No. 2 Kenya
  • Tanzania Originals
  • Beating Heart - South Africa (Originals) - Recorded by Hugh Tracey
  • Musical Instruments 8 Drums 2

いずれもアフリカ音楽の雰囲気がよく伝わってきます。

なお、音質については、全トラック確認したわけではありませんが、ざっと何トラックか聴いたところ、比較的聴きやすいように感じました。

3.最後に

以上、書籍「ボーカリストのためのフースラーメソード」の終盤「資料:野生の声音再生のために聴くべき音源」というセクションで紹介されている音源のうち、YouTube Musicで聴けるものを調べてみた結果についてお伝えしてきました。

結論としては、紹介されている音源に対応すると思われる以下の音源について、YouTube Musicで聴けることがわかりました(2023年6月3日調査時点)。

  • アルバムタイトルに「The Alan Lomax Collection」と入っているアルバム音源33件
  • アルバムタイトルが「The Demonstration Collection of E.M. von Hornbostel and the Berlin Phonogramm-Archiv」となっているアルバム音源

それぞれに対応するYouTube Musicページは以下の通りです(「The Alan Lomax Collection」は複数アルバムに分かれているため、検索結果ページを記載)。

これらYouTube Musicにあるもので、全部揃っているといえるのかはわかりません。

音質については、ざっと何トラックか聴いたところ、2つ目に挙げた「The Demonstration Collection of E.M. von Hornbostel and the Berlin Phonogramm-Archiv」は「かなり聴きにくい音源」という印象でした。

ですので、まずは1つ目に挙げた「The Alan Lomax Collection」の方から聴いていくのが良さそうに思います(こちらの方の音質を全部確認したわけではありませんが、聴きやすい音質の音源が何トラックかあり、ある程度期待が持てるため)。

今回の記事が、書籍「ボーカリストのためのフースラーメソード」について、

  • 終盤のセクション「資料:野生の声音再生のために聴くべき音源」で紹介されている音源聴いてみたい
  • 本書籍の中で紹介されている音源聴いてみたい
  • どんな方向の本なのか知りたい

と思っている方のご参考になれば幸いです。