「餓狼伝説3～遥かなる闘い～」(ネオジオCD)の音楽トラック内容まとめ

**「餓狼伝説3～遥かなる闘い～」(ネオジオCD版)曲目**
トラック番号	曲名	オリジナル版有無	アレンジ版有無
2	「餓狼伝説3」(オープニングタイトル)	〇	〇
3	「餓狼伝説3」(オープニングタイトル) (英語版)	×	×
4	ワイワイガヤガヤ (オプション表示)	〇	×
5	Hitchhike (プレイヤーセレクト1)	〇	×
6	Freemason (プレイヤーセレクト2)	〇	×
7	いい旅チャレンジ10万里 (対戦者セレクト、マップ、勝利者デモ)	〇	×
8	でたな! (アクシデント～山崎試合前)	〇	×
9	ENGAGE2 (VS表示)	〇	×
10	Continue	〇	×
11	GAME OVER	〇	×
12	GAME OVER (alternate)	×	×
13	GAME OVER2 (エンディング用)	〇	×
14	ENGAGE1 (ネーミング)	〇	×
15	蜜の味 (ボブ・ウィルソンステージ)	〇	〇
16	白いフランコ (フランコ・バッシュステージ) (前半)	〇	×
17	白いフランコ (フランコ・バッシュステージ) (後半)	〇	〇
18	Kiss Me (ブルー・マリーステージ)	〇	〇
19	ワニの味 (ジョー・ヒガシステージ)	〇	〇
20	ENGAGE3 (山崎Act1)	〇	×
21	イヴォンヌ・ルロールへの幻想より「浮遊」 (不知火舞)	〇	〇
22	雷波濤 (アンディ・ボガードステージ)	〇	〇
23	チ!!チ!!チ!!チ!! (ホンフゥステージ)	〇	〇
24	TAKU HATSU (望月双角ステージ)	〇	〇
25	Big Shot! (テリー・ボガードステージ)	〇	〇
26	あらいぐまギース(ギース特殊試合前)	〇	×
27	ギースじゃ!!イ (ギース・ハワードステージ1)	〇	〇
28	ギースにちゅうして(ギース・ハワードステージ2)	〇	〇
29	露命(ギース特殊試合後)	〇	〇
30	(効果音)	×	×
31	でたな! (アクシデント～山崎試合前) (alternate)	×	×
32	C62 -シロクニ- (山崎竜二ステージ)	〇	〇
33	おまえが100年早いんだよ! (山崎試合後)	〇	×
34	Splash(バッドエンディング)	〇	×
35	光珠 (?登場)	〇	×
36	パンドラの箱より第1番「遭遇」(?試合前デモ～ステージ) (前半)	〇	〇
37	パンドラの箱より第1番「遭遇」(?試合前デモ～ステージ) (後半)	〇	〇
38	パンドラの箱より第2番「迷霧」(??試合前デモ～ステージ) (前半)	〇	〇
39	パンドラの箱より第2番「迷霧」(??試合前デモ～ステージ) (後半)	〇	〇
40	The Remains of My Love (エンディング・スタッフロール)	〇	〇

以下、表における注意点です。

「曲名」欄には、対応すると思われるオリジナル版、あるいはアレンジ版の曲名に準じるものを記載(適宜表記変更)
「トラック番号」はネオジオCD版のものであり、2トラック目から始まっているのは仕様
曲順＆トラック番号はオリジナル版と必ずしも一致しない
「オリジナル版有無」及び「アレンジ版有無」」は「〇：有、×：無」として記載(曲名は必ずしも一致しない)
「曲名」欄中の「(英語版)」、「(alternate)」、「(前半)」、「(後半)」、「(効果音)」は、収録内容に即して、こちらで仮に付記したもの

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２．各トラック説明

ここでは１で挙げたネオジオCD版の音楽トラックについて、オリジナル版とアレンジ版の内容にも触れながら(適宜比較しながら)、紹介していきます。

Track2：「餓狼伝説3」(オープニングタイトル)

打楽器とともに始まるオリジナル版とは異なり、低音ストリングス音から始まる。シンセ音の和音構成、ビートが始まってからのベースラインとギターリフのパターンも、それぞれ微妙に異なっている。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、ナレーションやタイトルコールがない。

Track3：「餓狼伝説3」(オープニングタイトル) (英語版)

Track2と同様の演奏だが、ナレーションとタイトルコールが英語になっている。

Track4：ワイワイガヤガヤ (オプション表示)

主旋律が一部オリジナル版と異なっている。全体的にオリジナル版よりも柔らかい印象で、合間に軽いカッティングギターが入るのも特徴。

Track5：Hitchhike (プレイヤーセレクト1)

主旋律がオリジナル版よりも高音域を動いており、フレージングも異なっている。全体的にオリジナル版よりも明るい印象。

Track6：Freemason (プレイヤーセレクト2)

オリジナル版では鍵盤系の音色で奏でられている主旋律が、このネオジオCD版ではブラス系の音色となっている。全体的にオリジナル版よりも伸びやかな印象。

Track7：いい旅チャレンジ10万里 (対戦者セレクト、マップ、勝利者デモ)

オリジナル版に比べてオーケストラヒットの音色が高音域寄りで、エレキギターも含めたリズムのキレも増しているように感じられるのが特徴。途中で入る少し中華風なフレーズは、オリジナル版よりも高音域を動いており、透明感ある伸びやかな音色もあって、爽快な印象が増している。

Track8：でたな! (アクシデント～山崎試合前)

イントロのオーケストラヒット音が、オリジナル版に比べて小さく軽くなっている。その後のエレキギターフレーズは、オリジナル版に比べて滑らかに感じられる。

Track9：ENGAGE2 (VS表示)

イントロのシンセパターンがオリジナル版と異なる。オリジナル版に比べてベース音が小さく、全体としてコード感がオリジナル版とかなり異なるのが特徴。

Track10：Continue

オリジナル版では鍵盤系の音色で奏でられている主旋律が、このネオジオCD版ではシンセ系の音色となっており、またオリジナル版よりも高音域を動くものとなっている。

Track11：GAME OVER

オリジナル版よりも落ち着いた雰囲気のピアノパターンが特徴。

Track12：GAME OVER (alternate)

Track11と同じようなピアノ音パターンだが、大きなエフェクト音がミックスされている。

Track13：GAME OVER2 (エンディング用)

演奏内容はオリジナル版と大差ないように思われるが、オリジナル版よりも広がりのあるピアノ音が特徴。

Track14：ENGAGE1 (ネーミング)

Track9同様の違いがある。主旋律はオリジナル版よりも高音域を動いており、オリジナル版に比べて明るい印象。

Track15：蜜の味 (ボブ・ウィルソンステージ)

オリジナル版にある前振りのような演奏がなく、最初から本編スタートする。オリジナル版に比べてバタバタ感が抑制されており、幾分落ち着いた印象を受ける。終盤ではエレキギターソロも聴ける。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、ネオジオCD版における中間部に似た演奏(ただしビートなし)の後、ネオジオCD版と同様のイントロパターンに進んでいくという始まり方となっている。また、後半のエレキギターソロの入った演奏部分が長いのも特徴。

Track16：白いフランコ (フランコ・バッシュステージ) (前半)

オリジナル版冒頭の効果音部分に相当するトラック。オリジナル版とそれほど大差がないように感じられる。

Track17：白いフランコ (フランコ・バッシュステージ) (後半)

オリジナル版の本編部分に相当するトラック。前半の主旋律はオリジナル版よりも高音域を動いている。主旋律後半部分の演奏は、きらびやかなオリジナル版に比べて幾分落ち着いたものになっている。終盤ではエレキギターソロも聴ける。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、終盤のエレキギターソロ部分が長く、ソロ終了後の演奏も聴けるようになっている。

Track18：Kiss Me (ブルー・マリーステージ)

オリジナル版は、シンセフレーズをフィーチャーしたイントロから始まるが、このネオジオCD版では、ベースとピアノの演奏から始まり、全体的にオリジナル版よりもピアノ音がフィーチャーされた、落ち着いた雰囲気の音源に仕上がっている。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、他版にはない、ピアノをフィーチャーした前振り演奏から始まる。

Trac19：ワニの味 (ジョー・ヒガシステージ)

全体的にオリジナル版よりも騒がしさが抑えられている。主旋律やギターオブリガート(ハーモニクス的な音)が異なっている。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、アウトロのギターソロ部分が長い。

Trac20：ENGAGE3 (山崎Act1)

Track14同様の違いがある。オリジナル版に比べて演奏時間が長い。

Track21：イヴォンヌ・ルロールへの幻想より「浮遊」 (不知火舞)

オリジナル版に比べて壮大でゆったりとした演奏内容となっている。オリジナル版のタイトルは「イヴォンヌ・ルロールへの幻想よりピアノとハープによる浮遊(不知火舞ステージ)」となっており、ハープの音色も聴けるが、このネオジオCD版ではハープの音色は聴き取れない。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、ピアノ単独の前振り演奏の後、本編スタートする構成となっている。

Track22：雷波濤 (アンディ・ボガードステージ)

オリジナル版はスネアを絡めたドラムパターンから始まるが、このネオジオCD版では、ティンパニ連打から始まる。シンセリードがフィーチャーされたオリジナル版に対し、ピアノやストリングスが主体のアンサンブルとなっており、重厚で壮大な雰囲気が増している。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、中間部の展開が異なっており、細かなフレージングが特徴のピアノソロが入る。

Track23：チ!!チ!!チ!!チ!! (ホンフゥステージ)

オリジナル版はハイハットの刻みから始まるが、このネオジオCD版は、ベースフレーズから始まる。また、キー(調性)はオリジナル版よりも1音高い。全体的に、オリジナル版よりも勢いのあるギターロックという印象が強い。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、途中でエレキギターソロが入る。

Track24：TAKU HATSU (望月双角ステージ)

出だしの打楽器リズムがオリジナル版と異なっている。オリジナル版に比べてベースがおとなしい音色であり、幾分落ち着いた雰囲気が増している。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、終盤で和楽器をフィーチャーした、ビートのないアンサンブルが聴ける。

Track25：Big Shot! (テリー・ボガードステージ)

オリジナル版はエレキギターフレーズがフィーチャーされたB♭コード部分のパターンから始まるが、このネオジオCD版では、AメロのCコード部分のパターンから始まる。また、所々水の音と思われる効果音がミックスされている。全体的にオリジナル版に比べて滑らかな印象の演奏で、途中及び終盤でエレキギターソロも聴ける。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、水の音と思われる効果音は聴こえない。また、終盤のエレキギターソロや曲展開がネオジオCD版と異なっている。

Track26：あらいぐまギース(ギース特殊試合前)

オリジナル版と同じような演奏パターンだが、オリジナル版に比べて滑らかさが増している感がある。

Track27：ギースじゃ!!イ (ギース・ハワードステージ1)

フレーズ込みで始まるオリジナル版に対して、このネオジオCD版は、ドラムフィルインから始まる。また、キー(調性)はオリジナル版よりも1音半低いが、主旋律はオリジナル版よりも高音域を動いている。後半では哀愁が感じられるエレキギターソロが聴ける。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、エレキギターソロが終わって、メインリフ部分に戻る(ただしキー(調性)は序盤部分よりも1音高い)ところまで聴ける程度に、演奏時間が長い。

Track28：ギースにちゅうして(ギース・ハワードステージ2)

本編スタートを思わせるドラムパターンが最初から入るオリジナル版とは異なり、スローで静かなドラムパターンが特徴的な緊張感ある始まり方となっている。また、テクノ～エレクトロ色の強いオリジナル版に対して、このネオジオCD版は、ギターロック色の強い仕上がりとなっている。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、演奏時間が長い。

Track29：露命(ギース特殊試合後)

シンセ音がフィーチャーされたオリジナル版に比べて、シンフォニックなアンサンブルとなっている分、壮大な雰囲気が増している。主旋律はオリジナル版に比べて高音域を動いており、音色もシンセ音ではなくストリングス音となっている。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、他版にはない前振り演奏から始まる。

Track30：(効果音)

ヘリコプターのような音のトラックである。

Track31：でたな! (アクシデント～山崎試合前) (alternate)

Track8と同じような演奏内容だが、イントロのオーケストラヒット音部分がない。

Track32：C62 -シロクニ- (山崎竜二ステージ)

オリジナル版とは異なり、エレキギター単音から始まる。主旋律はオリジナル版よりも高音域を動いており、フレージングも微妙に異なる。全体的にオリジナル版に比べて落ち着いたビート感で、途中、効果音やエレキギターソロが入る。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、効果音は入らない。また、演奏時間が長い。

Track33：おまえが100年早いんだよ! (山崎試合後)

オリジナル版と同じような演奏内容だが、オリジナル版ほどエレキギターの定位が広がってはいない。

Track34：Splash(バッドエンディング)

オリジナル版よりもきらびやかな音色の演奏が印象的。オリジナル版とは異なり、キャラクターのセリフが入っている。

Track35：光珠 (?登場)

オリジナル版と若干演奏パターンが異なっているが、同曲とみなせるレベル。オリジナル版よりも広がりのある音で、緊迫感が増している。

Track36：パンドラの箱より第1番「遭遇」(?試合前デモ～ステージ) (前半)

オリジナル版の序盤に相当する部分。オリジナル版と若干演奏パターンが異なり、また、オリジナル版よりもシンフォニックな雰囲気が増している。

アレンジ版(Track36、37に相当する部分が1つのトラックに収められている)では、前振り演奏の後にTrack36に相当する部分に入る。本部分についてはネオジオCD版の聴感に近い。

Track37：パンドラの箱より第1番「遭遇」(?試合前デモ～ステージ) (後半)

オリジナル版の本編に相当する部分。オリジナル版よりも抑揚のついた演奏であり、シンフォニックな雰囲気も増している。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、他版にはない独自展開部があり、より一層ドラマティックな演奏が楽しめる。

Track38：パンドラの箱より第2番「迷霧」(??試合前デモ～ステージ) (前半)

オリジナル版の序盤に相当する部分で、キャラクターのセリフが入っている。オリジナル版と若干演奏パターンが異なり、また、オリジナル版よりもシンフォニックな雰囲気が増している。

アレンジ版(Track38、39に相当する部分が1つのトラックに収められている)は、ネオジオCD版の聴感に近いが、Track39に相当する部分までの演奏は、ネオジオCD版では聴けないものである。

Track39：パンドラの箱より第2番「迷霧」(??試合前デモ～ステージ) (後半)

オリジナル版の本編に相当する部分。オリジナル版よりも抑揚のついた演奏であり、シンフォニックな雰囲気も増している。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、他版にはない独自展開部がある。

Track40：The Remains of My Love (エンディング・スタッフロール)

オリジナル版のタイトルは「The Sunset Sky PartV (エンディング～スタッフロール)」で、インストゥルメンタルトラックであるが、このネオジオCD版は歌モノトラックである。しかし、両者、同曲とみなせるレベルの違いである。なお、キー(調性)はオリジナル版よりも1音高い。

アレンジ版は、ネオジオCD版の聴感に近いが、演奏時間が長く、終盤でエレキギターソロも聴ける。

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