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DTMにおけるチェックリストを作る際の注意点を考える

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今回は、 DTM における チェックリスト を作る際の 注意点 について考えてみたいと思います。 チェックリストを作る際には、やはりその 目的 を 明確 にし、 各目的に合った内容、表現 を考えることが大切でしょう。 目的は人それぞれだと思いますが、今回は例として、以下目次に示すような目的を定める場合について、それぞれ考えていきます(複数の目的があってもOK)。 1.作業の抜け漏れやミスを防ぐ 2.作業を効率化する 3.クオリティを確保する 4.責任を明確にする 5.ストレスを軽減する 6.振り返りと改善につなげる 1.作業の抜け漏れやミスを防ぐ 作業の抜け漏れやミスを防ぐためには、 それこそ抜け漏れなくチェック項目を盛り込みつつ、 各項目 をなるべく シンプル に 細分化 する必要があります。 例えば、1つの項目の中に「Aを行い、Bを行ったか」といったように、実質的に複数の項目が含まれていると、抜け漏れが生じやすくなることがあります。 また「音に問題はないか」というような、漠然としたチェック項目だと、どこをどのように、どのような観点で確認するのかが不明なので、そのときの感覚や過去の記憶で作業してしまい、その結果ミスが生じることがあります。 確認系の項目は特に、漠然とした表現になってしまいがちですので、 チェックする観点を洗い出したり、 内容を構造化して考えたりして、 なるべく各項目の表現が具体的になるようにしたいものです。 目次に戻る 2.作業を効率化する 作業を効率化するためには、単に各チェック項目を作業順に並べるだけではなく、 作業量 や 確認ポイント がなるべく 少なく なるよう、作業内容、チェック内容、順番を整理してから、 チェックリストを作成する必要があります。 既に手順が決まっている場合でも、改めて現状の手順を見直してみるとよいでしょう。 目次に戻る 3.クオリティを確保する 確保したいクオリティに影響する 指標 と、 目標基準 を 明確 にしておきます。 基準は曲によって変わってくることも多いので、制作の都度、基準を定めてもよいでしょう。 指標の例としては以下が挙げられます。 目標LUFS 許容LR偏り 許容L...