デメリットもチェック!楽天ミュージックを試してみた感想&評価レビュー
(本ページの記事は2019年12月時点の内容であり、これより新しい内容については、以下記事をご参考にしていただければ、と思います。)
ここ最近、日本でも音楽配信(サブスク)サービスが徐々に浸透し始めているようですね。
私も昨年ごろから使い始めて、今ではすっかり音楽配信(サブスク)メインになっています(無料プランばかりですが・・・)
私は普段、Spotify(無料)、Youtube Music(無料)を主に使用しているのですが、
先月の「楽天ミュージック90日間無料キャンペーン」(現在終了)に乗っかって、楽天ミュージックをお試ししてみました。
こういうキャンペーンに乗っかってサブスクを色々試してみるのが好きなんですよね~
さて、最初に「楽天ミュージック」と聞いて、どんなことを思い浮かべるでしょうか?
- 「楽天ミュージック」ってどんなサービス?
- 他とどう違うの?
- メリットはあるの?
こんな疑問が湧いてくるのではないでしょうか?
そこで、今回は楽天ミュージックを1か月弱使用してきた私が、
- 楽天ミュージックの特徴
- 楽天ミュージックを使用してみた感想
について、詳しくお伝えしていきます。
最初にさらっと概要を説明すると、楽天ミュージックの特徴としては、
- 利用条件によって楽天ポイントがたまる
- PCアプリはなくスマホアプリのみ
という点があり、使用してみたところ次のようなデメリットを感じました。
- PCアプリがないのが不便
- 動作が重いことが多い(特に低速通信時)
- ラインナップが少なめ
- アーティストページが少し雑然としている
- ギャップレス再生ができない
- キューへの追加ができない
デメリット、多いですよね。
書くのやめようかな・・・
いやいや、楽天会員の方は申し込みハードルが低い(同じグループのサービス)ですし、楽天ポイントをよく使う方にとってはお得かもしれません。
ですので、使用していない方、検討中の方にもイメージを持ってもらえるよう、しっかり書いていきますよ~
それではいってみましょう!
1.楽天ミュージックの特徴
楽天ミュージックは、他の音楽配信サービス同様、基本的には月額1,000円前後で数千万曲レベルの楽曲が聴き放題になるというサービスで、次のような特徴があります。
- 利用条件によって楽天ポイントがたまる
- PCアプリはなくスマホアプリのみ
- 月額500円(税込)で利用できるライトプランがある(楽天ペイ決済の場合)
1-1.利用条件によって楽天ポイントがたまる
楽天ミュージックでは「ミッション」と呼ばれていますが、「1日10曲再生」などの条件をクリアすることでポイントを獲得できます。
トライアル(無料期間)中限定の「ミッション」もあるので、トライアル期間中にがんがん使い込んでポイントを獲得するのがよいでしょう。
計算したところ、トライアル(無料期間)中に最大350ポイント獲得することも可能な見込みです(複数条件の同時達成が可能であれば)。
1-2.PCアプリはなくスマホアプリのみ
これはちょっと不便な点です。
「スマホでしか音楽を聴かない」という人にとっては、あまり関係ないところではありますが、
後述するようにスマホアプリの動作が割と重い印象なので、
「サクサク動くPCアプリが欲しいなぁ」
と思います。
いや、PCアプリもピンキリなので、一概に軽いとも言えないんですけどね・・・
1-3.月額500円(税込)で利用できるライトプランがある
再生時間が20時間/月まで、再生曲の一部がフル再生できないなど、いくつかの制約があります。
このプランは、楽天ペイ決済のみ対応しているようです。
その点、少しハードルが高いかもしれませんね。
2.楽天ミュージックを使用してみた感想
パッと見、画面の雰囲気はApple Musicに近い印象を受けました。
単に「白字にピンク系の文字」という点だけで言っていますが・・・
で、実際使ってみると、次のようなデメリットを感じました。
- PCアプリがないのが不便
- 動作が重いことが多い(特に低速通信時)
- ラインナップが少なめ
- アーティストページが少し雑然としている
- ギャップレス再生ができない
- キューへの追加ができない
1番上の「PCアプリがないのが不便」は、1で述べた通りなので、ここでは説明省略します。
その他の項目について、以下詳しく解説します。
2-1.動作が重いことが多い(特に低速通信時)
アプリの起動ももっさり、ページ遷移、曲再生も遅いことが多い、という印象です。
通信速度を高速にしたり、キャッシュが残っていたりすると改善しますが、
私がスマホでよく使っているGoogle Play Musicと比べると、その差は歴然です。
同じ低速通信条件でも、Google Play Musicの方がサクサク動きますので。
楽天ミュージックはスマホアプリしかないのだから、
「もっとサクサクしてほしいなぁ」
と思いました。
2-2.ラインナップが少なめ
2019年12月時点で5900万曲を謳っており、アーティスト名で検索すると、他の音楽サブスク(AWA、Spotifyなど)と同じぐらいの感覚でヒットしますが、
他では聴けるが楽天ミュージックで聴けないアルバムも散見されます。
その点、今一歩「かゆいところに手が届かない」感があります。
2-3.アーティストページが少し雑然としている
聴く音楽を探すとき、私はアーティスト名を入れて検索することが多いのですが、
アーティスト名で検索すると、同じ名前のアーティストが複数件ヒットし、
「どっちを選べばいいの?」
と思ってしまいました。
しかも、それによってアルバムなどの作品群も分散しているので、単純に
「探しづらい」
です。
何基準で分かれているのかもわかりませんからねぇ・・・
ここも改善してほしいところです。
2-4.ギャップレス再生ができない
曲間に余計な切れ目を入れずに再生することを「ギャップレス再生」と言います。
元々無音部分のあるものをカットする、という意味ではありません。
これが重要になるのは、ライヴアルバムやコンセプトアルバムなど、曲間がつながっているアルバムを再生する場合。
元々つながっているところは、やはり切れ目なく再生したいところですよね~
ところが!
楽天ミュージックは流し聴きしているときでもハッキリわかるレベルで、音途切れが発生してしまいます。
高速通信でも改善しませんでした(途切れ時間は短くなったかもしれませんが)。
うーん、残念!
SpotifyのPCアプリならそのあたりスムーズなんですけどね・・・
2-5.キューへの追加ができない
「このアルバムの次はこれを聴こう」
そんな感じで、その場で流したい曲をまとめて入れることはありませんか?
私はよくやるのですが。
「キューへの追加」などと呼ばれる操作です。
例えば、
「1時間の家事作業中に流すBGMとして、アルバム1枚では足りないので2枚分入れておく」
といった具合ですね。
この操作、Google Play Music、Youtube Musicでは可能なのですが、
楽天ミュージックではどこを探してもそのようなボタンが見当たらず、対応していないようです。
もちろん、プレイリストは作れますが、プレイリストだと曲単位の追加しかできません。
それに、プレイリストとなると大げさなんですよね。
そのときにまとめて再生したいというだけなので。
そんなガーってこられたらハーってなっちゃう・・・
(東京03の「ガーハーの法則」より)
3.最後に
2の終盤、東京03が出てきて脱線してしまいましたが(東京03、好きなんですよね~)、最後にまとめます。
楽天ミュージックの特徴としては、
- 利用条件によって楽天ポイントがたまる
- PCアプリはなくスマホアプリのみ
という点があり、使用してみたところ次のようなデメリットを感じました。
- PCアプリがないのが不便
- 動作が重いことが多い(特に低速通信時)
- ラインナップが少なめ
- アーティストページが少し雑然としている
- ギャップレス再生ができない
- キューへの追加ができない
楽天ポイントがたまるのはメリットですが、デメリットがあまりにも多く、個人的にはあえて使用するほどでもないという印象を受けました。
特に、2つ目に挙げた「動作が重いことが多い(特に低速通信時)」というのは致命的で、
特に100~数百kbpsレベルの通信速度がデフォルトの格安スマホユーザーにとっては、
なかなかつらいアプリ
ではないかと・・・
ですが、
- 楽天会員の方は申し込みハードルが低い(同じグループのサービスなので)
- うまく使えば楽天ポイントをためられる
というメリットもあるので、楽天ポイントをよく使う人は一度検討してみる価値はあると思います。
今回のこの記事が、楽天ミュージックが気になる方、検討されている方のご参考になれば幸いです。