ライクワークとライフワークの違い~私にとっての音楽とは~

最近よく聞く「 ライクワーク 」や「 ライフワーク 」といった言葉。 それぞれの意味は、一般的に次のような内容とされているようです。 「 ライクワーク 」とは、 好きな仕事 「 ライフワーク 」とは、 人生をかけた仕事 が、私には 違いがわからず、ピンときませんでした 。 なぜなら、 好きなことだからこそ、人生をかけてやれる のではないか? 人生をかけているからこそ、好きなこと なのではないか? という 疑問 が湧いてきたから。 今回は、そんな私と同じ疑問を持ったであろう、あなたのために、 ライクワークとライフワークをどのように考えるべきなのか という点について、実例(私(音楽)の場合)を踏まえ、考えるところを述べてみたいと思います。 1.ライクワークの「ライク」(好き)とは 1-1.「ライク」(好き)の意味と論点 冒頭述べたように、「 ライクワーク 」というのは、 好きな仕事 。 「好き」って何でしょうか? ということを考えようとしたのですが、難しいので、代わりに 「好きなこと」とは何か という 問題 を考えることにします。 色んな切り口があると思いますが、 次の3つ に集約されるのではないでしょうか? ついつい考えてしまう こと ついついやってしまう こと やっていて ポジティヴな気分になれる こと(楽しい、すがすがしい、満足感を得る、など) 内容的にはこれでよいと思うのですが、 別の問題 があります。 それは「 時間 」と「 要素 」です。 まずは「 時間 」について。 「 前はあれほど好きだったのに、今はそうでもない 」 「 好きという気持ちの浮き沈みが激しい 」 ということはありませんか? 日々環境、体調、気分が変化 しますから、その時々によって、 「好き」の程度が変わってくる ことがあると思います。 次に「 要素 」の問題。 「 この作業は好きだがあの作業は嫌いだ(しんどい)な 」 「 この部分は好きだけどあの部分は苦手だな 」 ということもあるのではないでしょうか? こうした「 時間 」、「 要素 」の問題もあって、一口に「好きなこと」といっても、それが何であるのか、見分けるのは難しそうです。 結局は、...