DTM、再生環境耐性(汎用性)の高いミックス音源を仕立てるために

今回は DTM において、 幅広い再生環境 に 対応可能 な 汎用性の高いミックス音源 を 仕立てる のに 役立つ方法 をお伝えします。 ズバリ、 こんな方に特におススメ の内容です。 DTM の ミックス ( ミキシング )で 悩んでいる DTM の ミックス ( ミキシング )、 再生環境によってイマイチになったり して 悩んでいる スピーカー 、 ヘッドフォン で どちらにどれだけ 合わせたらよいか わからない 最初に 結論 をお伝えします。 「 モノラル ミックス 状態での 確認 も 併用 するとよい」 ヘッドフォンとスピーカーで音が変わりますが、その一因として ヘッドフォンは左右分離のよいステレオ スピーカーは多少左右混じったステレオ といった違いが挙げられます(ステレオ音源を聴く場合)。 ですから、 左右完全混合の モノラル 左右完全分離の ステレオ 両方で確認 して 間を取る ようにすれば、 落とし所が見えてくる はずです(ここではヘッドフォンで左右が完全に分離できているとみなす)。 もっとも、スピーカーでの音の混じり方は、スピーカー配置条件などによって発生する音の変化も影響したりするので、実際にはもっと事情は複雑ですが、 少なくとも左右完全混合の モノラル ミックス 状態での 確認 をしておくことは、 より幅広い再生環境で聴ける音源 を 仕立てる のに 有益 です。 それでは以下、詳しくみていきましょう! 1.モノラルミックスの確認が必要なワケ 2.確認ポイント 3.最後に 1.モノラルミックスの確認が必要なワケ ステレオは左右で異なる音波形になっているがゆえに、広がりを感じるわけです。 音は波で振動しているものであり、単純な例でいうと、図のような変化をするものです。 ステレオの場合、このような振動パターン(実際にはこれよりももっと複雑なことが一般的ですが)が左右で異なっているわけです。 ヘッドフォンやイヤフォン の場合、 左右の耳 それぞれ(かなりのレベルで) 独立して音を聴けます が、 スピーカー の場合は多少なりとも 左右の音 が空間上で 混じります 。 実際には、スピーカーの配置条件などによって、「左右の音がそ...