Audials One 2020のおススメ設定例(Spotify再生音源録音時)
(本内容は、2020年11月時点のAudials One 2020についてのものであり、バージョン違い、アップデート有無による違いなどにより、状況が異なってくる可能性があります。)
ここでは、ストリーミング録音&録画ソフトAudials One 2020でのSpotify再生音源録音について、
私が何度か試していて見つけた、録音効率&録音音源クオリティ向上のためのおススメの設定をご紹介していきます。
なお、録音音量に関する設定は以下記事にまとめていますので、音量が気になる方はご参考にしていただければ、と思います。
さて、今回ご紹介する設定内容はいくつかあるのですが、それら設定のメリット(効果)を少し詳しくまとめて挙げてみると
- 曲間のつながった音源(ライヴアルバムなど)を聴感上違和感なく録音できる可能性が高まる
- ある程度の音飛びリスク低減&高速録音の両立が期待できる
- 不要な曲の録音を防げる
といったところになります。
総じて録音効率&録音音源クオリティ向上に役立つことかと思います。
それでは以下、詳しくみていきましょう!
1.Audials One側の設定
まずは録音するソフトAudials One側の設定です(バージョン2020を想定)。
設定項目が多いので、こだわり出すとキリがなさそうですが、以下2つを特におススメします。
- 録音ファイル形式をFLACに変更
- 録音速度を5倍速に設定
設定方法は少々込み入っていますので、以下ぞれぞれについて詳しく説明します。
1-1.録音ファイル形式をFLACに変更
この設定のメリット:曲間のつながった音源(ライヴアルバムなど)を聴感上違和感なく録音できる可能性が高まる
以下手順で設定します。
- アプリ画面左下にある緑色の円型アイコンを左クリックしてメニュー表示「オプション 」を選択
- 表示されるメニューの左側で「動画の録画 」を左クリック選択
- 「変換 」-「カスタマイズ 」を左クリック選択
- 「変換プロファイルの詳細 」-「オーディオ ファイル: 」を左クリック選択
- 「FLAC 」-「Free Lossless Audio Codec 」を左クリック選択
- 「OK 」を左クリック(これで設定完了)
デフォルトのファイル形式はmp3で、これは容量的には軽くてよいのですが、ライヴ音源など曲間のつながった音源を録音する場合には、少々不都合です。
というのも、mp3だと曲間にわずかな無音部分が挿入されるためです。
これだとライヴアルバムなどを聴く値打ちが半減します(少し言い過ぎでしょうか・・・?)。
FLAC形式にするとそうした問題がいくぶん解消されます。
もっとも、後述するようにSpotify無料プランだと広告が再生されることがあり、
そうした場合でも問題なく曲間を詰めてくれるかどうかは現時点確認できていませんが・・・
少なくともmp3(デフォルト設定)にしている限り、そうした無音部分の挿入は避けられないので、最善を尽くす意味でも
「FLACへの変更」
がおススメです。
1-2.録音速度を5倍速に設定
この設定のメリット:ある程度の音飛びリスク低減&高速録音の両立が期待できる
これは録音時に設定するものですが、以下の通り操作します。
- アプリ画面左側から「音楽ストリーミング 」を左クリック選択
- 「録音したい項目を選択してください 」の下部から「Spotify 」を左クリック選択
- 右側に出てくるメニューから「今すぐ開始 」(「Spotify App (推奨) 」の右側)左クリック選択
- 右側に展開されるメニュー内「速度 」下部のバーで「High (5x) 」を左クリック選択
最も高速なのは「Very high (10x)
」(10倍速)ですが、高速にするほど音飛びリスクが上がります。
そういう意味では「Normal (1x)
」(通常)が最も安全なのかもしれませんが、4分の曲を録音するのに4分丸々かかるというのは、もどかしすぎます。
そこで
両者の間「High (5x)
」(5倍速)をとる
というわけです。
2.Spotify側の設定
続いてSpotify側のおススメ設定をご紹介しましょう。
Spotify側では以下3つをおススメします。
- 「自動再生 」をオフ(不要な曲の録音を防ぐ)
- 「音質 」-「ストリーミングの音質 」をなるべく高く設定(高い音質で録音)
- 「音量 」-「音量の均一・すべての曲を同じ音量で再生する 」をオフ(オリジナルの音量で録音)
これらについても、以下ぞれぞれ詳しく説明していきます。
2-1.「自動再生
」をオフ
この設定のメリット:不要な曲の録音を防げる
Spotifyでは例えばアルバム1枚再生し終わったとき、似た傾向の他の曲を自動的に再生する機能があります。
これはSpotifyで音楽を聴くだけの場合にはありがたいことも多い機能なのですが、録音の場合は少々不都合です。
5倍速や10倍速といった高速録音が可能とはいえ、例えば1時間分の楽曲を録音するのにも数分~十数分の時間は必要ですから、
基本的には「録音中放置」になると思います。
自動再生機能を有効にして放置していると、
いつの間にか録音したい曲の録音が終わっていて
「勝手に他の曲を録音し始めていた!」
ということになりがちです。
ですので、録音中はこの自動再生機能をオフにしておくことをおススメします。
特に、Spotify無料プランのユーザーは、デスクトップアプリでの再生時間が「30日ごとに15時間まで」と決まっていますから、
「録音したい曲だけ無駄なく録音」
するようにしたいものです。
2-2.「音質
」-「ストリーミングの音質
」をなるべく高く設定
録音仕様の詳細が不明なので、正直どこまで録音音質に影響するかは定かでないのですが、
Spotifyで再生して録音するというスタイルですから、再生音質も録音音質に影響する可能性が高いと思います。
有料プランだと「最高音質」、無料プランでも「高音質」までは選べますので、
「再生に問題のない範囲でできるだけ高音質側の設定」
にしておくことをおススメします。
3.最後に
以上、ストリーミング録音&録画ソフトAudials One 2020でのSpotify再生音源録音について、
私が何度か試していて見つけた、録音効率&録音音源クオリティ向上のためのおススメの設定をご紹介してきました。
お伝えしてきた通り、設定項目はいくつかあるのですが、設定のメリット(効果)を少し詳しく挙げてみると
- 曲間のつながった音源(ライヴアルバムなど)を聴感上違和感なく録音できる可能性が高まる
- ある程度の音飛びリスク低減&高速録音の両立が期待できる
- 不要な曲の録音を防げる
といったところになります。
色々挙げましたが、総じて録音効率&録音音源クオリティ向上に役立つことかと思います。
今回の記事が、Audials OneでSpotify再生音源を録音するときのご参考になれば幸いです。



