ウタエット プロで自宅カラオケ(防音)する方法とやってみた感想
(写真はイメージです)
なかなか一人カラオケに行けない状況が続いていますね。
私は、以前もこのブログで紹介した防音マスク系グッズ「ウタエット プロ」を日々のボイトレに使用しており、
何とか声を出す習慣は維持している状態です。
さて、基礎的なボイトレ、これはこれで必要なので「継続」で良いのですが、
やはり「歌を歌いたいな」と思いまして、
最近自宅カラオケを始めました。
お店での一人カラオケに比べると、やはり色々制約がありますが、
自宅カラオケ、それなりに楽しめます!
というわけで今回のテーマは、
ウタエット プロで、防音室も導入せず自宅カラオケ(防音)する方法と、実際にやってみた感想
についてです。
ズバリこんなあなたにおすすめの内容です。
- ウタエットやウタエット プロを買ってみたけれど、自宅でうまくカラオケする方法を知りたい
- 防音室なしで自宅カラオケ(防音)する方法を知りたい
- 防音室なしの自宅カラオケ(防音)というのは正直「アリ」なのか知りたい
- 自宅カラオケしてみたいが、防音が心配
最初に概要として、ウタエットやウタエット プロを使用して自宅カラオケする方法を示します。
- カラオケ音源に合わせてそのまま歌うだけ(簡単)
- カラオケ音源に歌を混ぜながら歌う(声を入力)(本格)
2つ目の方法は、カラオケ音源と歌が合わさった状態の音を聞きながらカラオケできるので、クオリティは割と高いのですが、
セッティングが面倒というデメリットがあります。
ですので、
「普段はそのまま歌い(1つ目の方法)、余裕のあるときに本格セッティング(2つ目の方法)」
というのが、最も疲れず楽しめる方法だと思います。
それでは以下、詳しくみていきましょう!
1.防音室を使わずに防音して自宅カラオケする方法
まず初めに、そもそものところを整理しておきましょう。
防音室を使わない時点で、声のみを直接防音する防音マスク系グッズの使用が必要となります。
防音マスク系グッズとしては、今回メインで話をする「ウタエット」系グッズ、異なるメーカーの「BELTBOX」といったものがあります。
使い方については以下の記事をどうぞ。
また、快適なカラオケには、カラオケ音源と歌の適切な音量バランスが欠かせません。
となると、カラオケ音源の音量も問題になってきますが、こちらもそれほど大きくはできません。
では、防音マスク系グッズで防音した声と、スピーカーで控えめに鳴らしたカラオケ音源、両者の音量バランスはどうなのでしょうか?
一般的に、防音マスク系グッズの防音効果というのは、言ってみれば
「せいぜい大声を話し声レベルに下げる」
ぐらいのものです。
ですので、これを使って防音しても、スピーカーから出るカラオケ音源の音量に対して、声が大きすぎる印象です(双方の音量レベルではなく、双方のバランスという意味で)。
一方、ヘッドフォンをすると、
防音マスク系グッズから漏れ出る自分の声は、ヘッドフォンに遮られてある程度音は絞られて聞こえますし、
ヘッドフォンで鳴らす音を適切な音量に調整すれば、カラオケ音源はしっかり聞こえます。
つまり、ヘッドフォンだと音量バランスがとれます!
従って、スピーカーは使わず、ヘッドフォンしながらカラオケすることをおすすめします。
そうした事情を前提とした場合、自宅でカラオケ(防音)する方法としては、大きく分けて次の2つが挙げられます。
- カラオケ音源に合わせてそのまま歌うだけ
- カラオケ音源に歌を混ぜながら歌う
1つ目の方法はもう「そのまま中のそのまま」ですねw
2つ目の方法については、カラオケ音源と歌の混ぜ方の違いで、さらに2種類のパターンに分けられます。
- カラオケ音源を再生する機器に声を入力する
- カラオケ音源をグッズに入力する
2つ目の方法は、上で挙げたウタエットやBELTBOXといったグッズでは使えません。
2つ目の方法に対応したグッズとしては「一人deカラオケDX」があります。
今回はウタエットメインで話を進めますので、上で挙げた方法のうち、次の2つについて説明していきます。
- カラオケ音源に合わせてそのまま歌うだけ
- カラオケ音源に歌を混ぜながら歌う(声を入力)
2.カラオケ音源に合わせてそのまま歌うだけ
これはそのままなので、手順も簡単です。
- カラオケ音源再生する装置(PC/スマホなど)にヘッドフォンを接続
- ヘッドフォンをしながら、防音マスク系グッズを使って歌う
この方法のメリットとデメリットは次の通り。
- (メリット)セッティングが簡単でストレスが少ない
- (デメリット)カラオケ音源と歌の馴染み感が薄い
この方法では声をマイクに通さないため、声の大きさ自体は成り行きになりますが、
防音マスクによってある程度声が抑制された上で、ヘッドフォンでも声が遮音されて聞こえるため、音量バランスを調整しやすいです。
特に、遮音効果の高い密閉型ヘッドホンを使う場合、
それほどカラオケ音源の音量を上げずともバランスが適切に調整されるので、より良いと感じます。
密閉型ヘッドホンとしては、例えばこちらのヘッドフォンなどがよろしいかと思います。
なお、ウタエットやウタエット プロには、耳に装着するモニタ部品(自分の声をモニタする)がありますが、カラオケ時は耳から外しておくことをおすすめします。
というのも、このモニタ部品を耳に装着することで聞こえる声は、防音した自分の声よりも大きく、
この声基準にカラオケ音源の音量を調節するのは難しいためです(音量を上げすぎることになりがちなので、注意しましょう)。
さて、デメリットの方についても触れておきます。
音量バランス自体は調整がとれるのですが、やはりカラオケ音源と歌の出どころが異なるので、
カラオケ音源と歌の馴染み感が乏しいのは否めません。
ですので、より本格的にやるなら次に紹介する方法がおすすめです。
3.カラオケ音源に歌を混ぜながら歌う(声を入力)
こちらは歌声を再生装置側に入力する分、手順は少し複雑です。
- 歌う場所近傍にマイク設置
- カラオケ音源再生する装置(PC/スマホなど)にマイク出力信号線を接続(必要に応じてオーディオインターフェース使用)
- カラオケ音源再生する装置(PC/スマホなど)にヘッドフォンを接続
- ヘッドフォンをしながら、防音マスク系グッズを使って歌う(マイクでその声を拾う)
4番目に記載した通り、この方法では「マイクで声を拾う」のですが、最も簡単なのは防音された声をそのまま拾う方法です。
しかし、ウタエットやウタエット プロの場合、元々自分の声をモニタするためのモニタ部品があるため、そちらから出る声を拾う方法もあります。
こちらの方が、声以外の雑音が入りにくい分、カラオケクオリティも上がると考えられます。
ただし、モニタ部品の先(耳にはめる部分)については、自分の吐く息に含まれる湿気によって、湿ったり、水滴が付いたりすることがあります。
ですので、マイクまで濡らさないように「モニタ部品-マイク」間の距離を縮め過ぎないよう気を付けましょう。
なお、BELTBOXを使う場合は「漏れ出る声をそのままマイクで拾う」の一択になります。
さて、この方法のメリットとデメリットを、ここでみておきましょう。
(メリット)
- カラオケ音源と歌の馴染み感が高い
- 工夫次第で、リバーブ、エコーなどのエフェクトをかけられる
(デメリット)
- セッティングが面倒
以下、メリットとデメリット、それぞれ少し詳しく説明します。
3-1.メリット
カラオケ音源と歌の出どころが同じなので、先ほど紹介した「そのまま歌う」方法に比べると、
カラオケ音源と歌の馴染み感が格段に上がります。
また、再生装置側(PC/スマホなど)にインストールされたソフト(アプリ)などを利用して、
リバーブやエコーといったエフェクトを歌声にかけることもできます。
DTMをやっていてDAWソフトなどが使えるのであれば、それを活用するのがよいでしょう。
声にリバーブやエコーをかけるだけでも、かなりお店の感覚に近くなってきますね。
3-2.デメリット
やはり「セッティングが面倒」というのが一番のデメリットです。
特に、ウタエットプロのモニタ部品から出る声をマイクで拾う場合。
このモニタ部分から出る声というのは、いわばイヤホンから出る音のようなもの。
これをマイクで拾うとなると、マイクとの距離を適切に保つ必要があります。
ですが、この部分は本体とチューブで繋がっているので、歌っているときにほぼ確実に動いてしまいます。
なので、モニタ部品の固定にはテープなどが欠かせません。
ここまでやると、準備作業だけで本格的な感じになってくるので、この方法がかなり面倒で「ガチ」なものであることには間違いないです・・・
4.まとめ
以上、ウタエット プロなどを利用して、自宅カラオケ(防音)する方法と、実際にやってみた感想についてお伝えしてきました。
今回ご紹介した方法は次の2つ。
- カラオケ音源に合わせてそのまま歌うだけ(簡単)
- カラオケ音源に歌を混ぜながら歌う(声を入力)(本格)
2つ目の方法は、カラオケ音源と歌が合わさった状態の音を聞きながらカラオケできるので、クオリティは割と高いのですが、
セッティングが面倒というデメリットがあります。
ですので、
「普段はそのまま歌い(1つ目の方法)、余裕のあるときに本格セッティング(2つ目の方法)」
というのが、最も疲れず楽しめる方法だと思います。
さて、このようにして自宅でも防音しながらカラオケはそれなりに楽しめるのですが、
どちらの方法を使うにしても、次の問題(課題)は残ります。
- 声が「こもり」がちになる
- マイクを使う場合、構成によっては、鼻にかかった声成分が入力できない
1つ目の問題はもう、防音マスク系グッズを使って歌う以上避けられない点ですね。
まず、口周りを防音マスク系グッズで覆っているため、口の動きが制限されて発声に無理が出てきやすくなります(母音や子音の発音が不自然になりがち)。
そして、仮にこの「口の動きの制限」を克服できたとしても、根本的に発声する場所が狭いため、どうしても声が「こもる」方向に変わってしまいます。
2つ目の問題は、ウタエット系グッズのモニタ部品から出る声をマイク入力する場合です。
ウタエット系グッズでは、鼻を覆わないので、そもそも鼻にかかった声成分は防音できず、モニタ部品へも入ってきません。
防音の観点からも、ウタエット系グッズで「鼻にかかった声成分は防音できない」ことには十分注意しましょう。
少々長くなりました。
今回の記事が
- ウタエットやウタエット プロを買ってみたけれど、自宅でうまくカラオケする方法を知りたい
- 防音室なしで自宅カラオケ(防音)する方法を知りたい
- 防音室なしの自宅カラオケ(防音)というのは正直「アリ」なのか知りたい
- 自宅カラオケしてみたいが、防音が心配
といったあなたのご参考になれば幸いです。